ライフログ取得で健康の自己管理ができるかも
そんなログをとってどうするんだ、と人は言うでしょう。クラウドに放っておけばビッグデータの一部となって他人の商売のネタになるだけ。ウェアラブルセンサーは単にセンサーでしかなく、そのデータを知ってどうするかは、ユーザーに委ねられているわけです。で、私の場合は、UP24を使い始めて体重が減り始めました。
おっと。でも、ここで「ダイエット」という言葉は使いたくありません。なぜならもう胡散臭すぎるからであります。ダイエットと付くだけで、スーパーからアミノ酸ドリンクが消えり、納豆が消えたり、サバ缶が消えたり……。
ただ、今のところダイエットはライフログを取ることで得られる、もっとも分かりやすい実利かもしれません。体重を減らしたければ、食品の摂取量とカロリー消費量の差をマイナスにすればいいわけですから。そういった自己管理を体験するためのツールとして、UP24は敷居の低いツールだと思います。
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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)
1963年生れ。フリーライター、武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。インターネットやデジタル・テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレ。