ピースオブケイクは4月7日、販売も可能な作品投稿プラットフォーム「note(ノート)」をリリースした。
noteは、一つのアカウントから文章や画像、音楽、映像などの作品を投稿し、公開できるサービス。フォロー・フォロワーといったシステムはツイッターにも似ているが、noteの特徴である点は、ユーザー間で有料コンテンツを売買できる機能だ。
有料コンテンツの価格は、コンテンツ1つにつき100円~1万円の設定が可能。売上金額から決済手数料(5%)と販売手数料(販売価格から決済手数料を引いた額の10%)が差し引かれるが、アカウント登録や作品投稿は無料だ。前月末までの売上が合計1000円を越えると売上金額の受け取りが可能となり、指定の口座に入金される(その際に振込手数料の260円が差し引かれる)。
ピースオブケイク代表の加藤貞顕氏は、「noteは、デジタル時代の本、つまり、個人メディアはどうなるのかを考えてつくったサービスです。単行本をデジタルで、というと、まず電子書籍が頭に浮かぶかもしれません。しかしぼくらは、デジタルをうまく生かすと、もっと自由な新しい場所が生まれるのではないかと思ったのです」とのコメントを自身のノートに投稿した。
noteの利用は現在Webブラウザに限られているが、加藤貞顕氏のツイッターによると、モバイルアプリ版も準備中とのこと。既に写真家の青山裕企さんや芸人の伊集院光さん、漫画家のCLAMPさんなどがnoteアカウントを作成している。
アカウント登録はnote公式サイトより。