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コンパクトなPCではじめるPCハイレゾオーディオ 第1回

USB接続が手軽! PCのハイレゾオーディオ再生環境構築術

2014年04月08日 12時00分更新

文● 外村克也

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 家電量販店のオーディオコーナーなどで、かなり目立つようになってきたハイレゾオーディオ。オンキヨーやソニーを皮切りに、オーディオメーカー各社が力を入れている、今もっともアツい分野だ。

 最近ではJVCケンウッドがハイレゾ参入を表明し、対応するスピーカーやイヤフォンを投入してきている。

 ほんの数年前までは、オーディオといえば高価な専用機を揃えなければ楽しめない、といったイメージがあった。現在はMP3といった圧縮音源やネット配信の普及の流れから、PCやMacintoshを主体としたオーディオ環境の構築がラクになってきている。

 そこで、本特集ではPCやMacで実現するハイレゾオーディオ環境について紹介していく。

今回登場するPC/Mac

ASUSの「VivoPC VM40B」。幅190×奥行き190×高さ56.2mmというコンパクトサイズと高級感のある外観が魅力。CPUはCeleron 1007U(1.5GHz)で実売価格は5万円前後

ASUSの「VivoPC VM40B」。幅190×奥行き190×高さ56.2mmというコンパクトサイズと高級感のある外観が魅力。CPUはCeleron 1007U(1.5GHz)で実売価格は5万円前後

MacBook Air 2013年モデル。第4世代Coreプロセッサー(Haswell)を搭載。11インチモデル(Intel Core i5 1.3GHz、128GB SSD)の実売価格は10万円前後

MacBook Air 2013年モデル。第4世代Coreプロセッサー(Haswell)を搭載する。11インチモデル(Intel Core i5 1.3GHz、128GB SSD)の実売価格は10万円前後

現在のPCオーディオは4つの方法に大別できる

 現在、PCやMacで音楽を再生する方法は大きく4つあり、それぞれ下記のようなメリットやデメリットがある。

PCとの接続方法 必要な機材 ハイレゾ対応のしやすさ メリット デメリット
アナログ音声出力 アクティブスピーカー
ヘッドフォン
△(Intel HDオーディオなどで再生可) 安価なヘッドホンやスピーカーで聴くことができる 音質は低い。PCによってはノイズが聞こえることも
Bluetooth出力 Bluetoothスピーカー
Bluetoothヘッドフォン
× ワイヤレスでも比較的音質がいい ハイレゾ音源には非対応。ヘッドフォンは充電が必要
USB出力 USB DAC&スピーカー
USBスピーカー
○(製品による) PCのノイズ干渉を受けにくく、高音質で音楽を楽しめる 接続構成がやや複雑
ネットワーク出力 LAN/Wi-Fi環境
ネットワークプレーヤー&スピーカー
○(製品による) 高音質で音楽再生が可能。PCは別室にあってもいい 高価。システム構成が複雑になりがち

 これからPCオーディオをはじめるにあたって、おすすめなのはUSB出力を使った方法。製品の種類が多く、ハイレゾにも対応しやすい。それでいてコストを押さえつつシステムを組むことが可能だからだ。もちろん、さらに上の音質を目指すことも可能だ。

 単に音質をアップさせたいだけであれば、DACとスピーカーを用意すればいいが、せっかくならハイレゾに対応できるシステム構成を視野にいれておきたいところ。

 PCとMacで必要なものは異なるが、USB DACやスピーカーといったハードウェアについてはほぼ共通で使える。各ハードウェアでどういったポイントをおさえておくべきかを、みていく。

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