2製品をハイエンド構成でチェック
ここからはFractal Design「Newton R3 Smart Modular 1000W White」とAntec「HCP-1000 Platinum」を、実際にハイエンド構成に接続して負荷テストを実施していこう。
負荷テストは2回目と同じく、3Dベンチマークの「3DMARK」と、人気ゲームベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」。ベンチマーク&PCストレステストツールの「AIDA64」を使用。また、各テスト実行時の消費電力も計測している。
テストに使ったPCも基本構成は同じだが、ビデオカードはTDPが250WになるNVIDIA「GeForce GTX 780 Ti」に変更し、最大消費電力を430W程度にアップさせている。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-4930K」(3.4GHz/TB時3.9GHz) |
マザーボード | ASUS「Rampage IV Extreme」(Intel X79 Express) |
メモリー | PC3-12800 4GB×8 |
SSD | CFD販売「CSSD-S6T256NHG5Q」(256GB) |
ビデオカード | NVIDIA「GeForce GTX 780 Ti」 |
OS | Windows8.1 Pro(64ビット) |
では、両電源ユニットで、各テストを1時間実行した際の電圧変化(左)と各電圧の最大/最小/平均値(右)の結果を見ていこう。
Fractal Design「Newton R3 Smart Modular 1000W White」
テスト中の電圧グラフに少々ブレが出ているが、PLATINUM認証を取得しているだけあって、3.3/5/12V出力の最小値は3.323V、5.040V、12.000Vと問題ない数値になっている。重要な12Vの変動幅は最大12.096V、最小12.000Vで、差は0.096Vと小さくなっている。
Antec「HCP-1000 Platinum」
重要な12Vの電圧グラフに少々ブレが出ているが、「AIDA64」の「System Stability Test」では綺麗な横一線になっている。変動幅も0.096Vと小さいが、最大値は12.288Vと高めで、最小でも12.192Vの出力になっている。
またメインレールの12Vではないが、テスト中は5Vの電圧グラフが荒れ気味になっている。最小値は5.080Vなので問題ないが、少し気になるところ。
この連載の記事
-
第2回
PCパーツ
今狙い目の電源ユニット6製品の電圧変動をベンチマーク -
第1回
PCパーツ
今狙い目の電源ユニット6製品はコレだ! -
第-1回
PCパーツ
春の電源祭り! マシン構成に最適な電源ユニットを探す - この連載の一覧へ