エクストーンは、12歳以下の子どもを育てている女性ユーザーを対象にアンケートを実施。その結果、スマホでフリーマーケットに参加できるフリマアプリについて、13.1%がすでに利用経験を持ち、53%が関心を持っていることがわかった。
フリマアプリの評価できるポイントを尋ねると、「スマホで写真撮影から出品まですぐできる」(55.3%)がトップに挙がり、以下、「入出金に業者が仲介するのでトラブルが少ない」(37%)や「お手頃価格の出品ができる」(30.9%)、「好きな場所と時間で出来る」(16.7%)などが続いている。
逆に、フリマアプリやオークションを利用していない理由として、「忙しい・面倒くさそう」(44.4%)や「トラブルが不安」(35.1%)、「どれのサービスがいいかよく分からない」(29.3%)といったものが挙がった。ただし、この3つ目の理由はサービス選びで迷っているだけで、どのサービスがよいか判断できればフリマアプリを利用する可能性は高くなると言える。ほかの理由も解消されれば利用者増につながる。
ここ数年でフリマアプリは増え、SNSサイトが新たにフリマサービスに参入するケースも多い。たとえばミクシィは昨年7月、SNSのmixi向けにフリマサービス「mixiマイ取引」をスタートさせたが、11月にはスマホアプリの提供も開始し、スマホで手軽にフリマを利用できるようにした。
無料通話・メールアプリ「LINE」を運営するLINEも、スマホを使いオンライン上で商品を出品したり購入したりできる「LINE MALL(モール)」アプリを展開しているが、従来のアンドロイド(Android)版に加え、3月6日には新たにアイフォーン(iPhone)版をリリース。さらに、販売手数料を無料化すると、6日から19日までの2週間で、LINEモールアプリの新規ダウンロード数が100万を突破。新規出品数も10万点を超えたという。
消費税が増税されるなか、家計を守るべく、節約はもちろん、フリマを活用しようという主婦が増える可能性は大いにある。子育ての合間にスマホを使って手軽にフリマに参加するなど、今後はCtoCの個人間でフリマアプリを利用したEコマースが市場を拡大しそうだ。