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春の電源祭り! マシン構成に最適な電源ユニットを探す 第1回

今狙い目の電源ユニット6製品はコレだ!

2014年04月01日 12時00分更新

文● 藤田 忠

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狙い目の電源ユニット6製品はコレだ!!

 続いては、秋葉原の主要PCパーツショップ4店舗の店員オススメと1ヵ月の売れ筋ランキングを元にしてASCII.jp編集部が選んだ今狙い目の80PLUS BRONZE、SILVER、GOLD認証を取得している電源ユニットを紹介していこう。

80PLUS BRONZE編

 まずは手ごろな価格帯で、400Wクラスからと低消費電力マシンに搭載するのもオススメできる80PLUS BRONZE認証の電源ユニットだ。

定番電源メーカー
CorsairのBRONZE

出力600WのCorsair「CX600M(CP-9020060-JP)」。実売価格は8000円前後

スペック
型番 CX430M
(CP-9020058-JP)
CX500M
(CP-9020059-JP)
CX600M
(CP-9020060-JP)
定格出力 430W 500W 600W
80PLUS認証 80PLUS BRONZE
+3.3V 20A 25A 25A
+5V 20A 20A 25A
+12V 32A 38A 46A
-12V 0.8A 0.8A 0.8A
+5VSB 3A 3A 3A
サイズ(W×D×H) 150×140×86mm
MTBF
(平均故障間隔)
10万時間
保証期間 3年間
実売価格 5800円前後 6800円前後 8000円前後

 BRONZE認証の1台目は、STANDARDからTITANIUMまでをラインアップする定番の電源メーカーのひとつであるCorsairの 「CX M」シリーズだ。

 今回紹介する製品のなかでは最安クラスながら、電源ケーブルはPCケースの裏面配線や取り回しが楽なフラット形状のセミモジュラータイプなので、ビデオカードの補助電源やSSD/光学ドライブなどの電源ケーブルは必要な分だけを接続でき、本体奥行きも140mmと短いため、内部スペースが限られる省スペースPC自作にもグッドだ。

 品質面も問題なく日本製電解コンデンサーや過電圧保護(OVP)や低電圧保護(UVP)といった各種保護回路もしっかりサポートしている。

6000円前後からの手ごろな価格ながら、SATA電源などはモジュラータイプになっているのがポイント

24ピンATX電源ケーブル以外は、柔らかで取り回しの楽なフラットタイプを採用。裏面配線などで、PCケース内のケーブルを綺麗にまとめたい人にもオススメ

 Corsair製電源ユニットでおなじみとなっている保守パーツのスリーブケーブルにも対応している。本体に直結されている24ピンATXや12V電源ケーブルは、スリーブ化できないが、そのほかはケーブルを交換するだけでスリーブ化可能だ。

「CX M」シリーズ対応のスリーブケーブル「Professional Individually sleeved DC Cable Kit」は、Corsair正規代理店のリンクスインターナショナルのリンクスアウトレットから購入できる

電源の老舗メーカーの
ENERMAX「Triathlor ECO」シリーズ

 続いてはPC自作が普及する前からPCケースや電源ユニットを手がけている老舗メーカーENERMAXの「Triathlor ECO」シリーズだ。

出力650Wの「ETL650AWT-M」。回転数自動調節の12センチファンを備え、実売価格は1万1000円前後だ

スペック
型番 ETL450AWT-M ETL550AWT-M ETL650AWT-M
定格出力 450W 550W 650W
80PLUS認証 80PLUS BRONZE
+3.3V 16A 18A 20A
+5V 15A 15A 20A
+12V 34A 42A 50A
-12V 0.3A 0.3A 0.3A
+5VSB 2.5A 2.5A 2.5A
サイズ(W×D×H) 150×140×86mm
MTBF
(平均故障間隔)
10万時間
保証期間 3年間
実売価格 9000円前後 1万円前後 1万1円前後

 昨年末に発売された最新シリーズだけあって、柔らかなフラットケーブルやセミモジュラー、奥行き140mmのコンパクトサイズ。そして、インテル第4世代Coreシリーズの「Haswell」で新たに採用された省電力動作モード「C6/C7ステート」のサポートと、電源ユニットの旬なポイントを網羅しているのが魅力だ。

 またPCをショットダウンさせた後も電源ユニットのファンが約30~60秒間回転し、PC内に残った熱を排出する「ヒートガード機能」や各種保護回路といった細かい機能もしっかり搭載している。

SATAや補助電源ケーブルはモジュラータイプになっており、必要なケーブルのみを接続できる。650Wモデルの「ETL650AWT-M」には、6+2ピン×2の補助電源ケーブルが2つ付属。マルチGPUも構築できる;24ピンATXや12V電源ケーブルを含めて、すべてのケーブルがフラットタイプなのがいい。省スペースなど、PCケースを選ばずに使えそうだ

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