NTTドコモの100%子会社であるドコモ・ドットコムは25日、「ECサービス利用実態に関する調査」を発表。ECサービスを利用する際にスマホとパソコンのどちらを使うか、その実態を明らかにした。
全体平均では「スマホが多い」が33.2%であるのに対して「パソコンが多い」が54%となり、ネットショッピングなどのECサービスの利用はパソコンからのほうがスマホよりも多いという結果になった。しかし、この結果を男女別・年代別にみると、今後は変化していくことがうかがえる。
まず男女別にみた場合、男性はスマホ派が20.1%でパソコン派が67.9%とパソコン派のほうが圧倒的に多い。しかし女性は男性と大きく異なり、パソコン派の40.2%よりもスマホ派の46.2%のほうが多い結果となった。
年代別にみるとさらに興味深い。男女とも若年層であるほどスマホ派が多くなり、女性は30代が44%、20代が59%、10代が62.9%。男性も30代と20代は20%台だが10代は42.1%と4割にのぼった。スマホ派が女性を中心に若年層から広がり、その後を追うように男性でも徐々にスマホ派が増えつつあるのだ。この傾向が続けば高齢層でもスマホからのECサービスの利用が主流になるだろう。