このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

Windows 8.1採用の8型タブレット「dynabook Tab VT484/26K」の様々な使い道を追求! 第2回

ミニノートとして使うためのBluetoothキーボードとの相性をチェック

Win 8.1の8型タブ「dynabook Tab」はモバイルPCとして使えるか

2014年04月08日 11時00分更新

文● 行正和義

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

バッファローの「BSKBB03WH」を使用してdynabook Tab VT484/26Kを操作してみた

 ともあれdynabook Tab VT484/26Kよりも大きくないレベルで快適な入力(キー幅)を考えれば、折りたたみキーボードを考えたい。ということで使ってみたのがバッファローの「BSKBB03WH」。キングジムの文字入力専用機「ポメラ」キーボードを採用し、折りたたみとしては良好なキータッチがポイントな1台だ。

ポメラキーボード採用の「BSKBB03WH」。メーカー価格は1万700円(税別)だが、実売は5000円~7000円くらいまで落ちてきていてかなり手頃。キーボードの奥にあるのはポメラでは液晶だったが、スマホスタンドだ

 折りたたみだけあってやや分厚く、タブレット/スマホスタンドも付いているのでゴツイ印象こそあるものの、ちょっとしたノートパソコン並のキーピッチ16.5mm、横幅276mmと余裕のタイピングができ、キーの打鍵感も良いものとなっている。

折りたたむと結構コンパクトになるもののやや厚みがあり、スタンド部がごつごつ出っ張っていてカバンからスムーズに取り出しにくい。かなり好みが分かれるだろう

 もっとも、ポメラの実機に比べると開いた右側がかちっと固定されないとか、スマートフォンスタンドが大げさなわりにクイックな展開ができない(後部を開かないとタブレットを置けない)など、ぱっと取り出して電源ONすれば使い始めることができるストレートタイプとは違う面倒な面もある。

本来のポメラと比べると、キーボード自体はほとんど同じだが、両側にフレームがあてその分横長。ポメラマニアというほど使い込んだわけではないが、キーボードに手垢が付いて変色してしまっている

閉じたときに一番外側になる部分がスマホスタンドになっていて、まずそこを開いて、さらに後部の支えになる部分を開くなど、ちょっと面倒なところも

BSKBB03WHは単にペアリングしてもすぐに切れてしまう。どうやら接続先との相性があるらしく(Android機では問題なかった)、Windowsではデバイスマネージャからプロパティを選び、HIDであることをチェックして明示する必要がある

 テキスト入力はこれで結構快適。Windows 8機に限らずAndroid機でも、タブレットにそこそこのキーボード1個足すだけでまるで使い勝手の異なる新しいマシンになってしまう。もちろんSurfaceを初めとした、純正でタブレットにもノートパソコンのようにも使えるよう配慮されている機種もあるのだが、8インチ機で“ポケットに入る純タブレット”でこれができるのはなかなか斬新だ。

Bluetoothマウスも繋いでみた。物理キーボードで入力することに慣れれば画面まで手指を伸ばすよりキーボード横のマウスのほうがはるかに快適。精密なポイントをクリックできる点や、メニューを呼び出す際に画面上で長押しするよりも右クリックしたほうが早いというのも大きな理由

 とはいえボディ一体デザインでもキーボードの横幅が確保できる10インチタブレット機と違い、8インチタブレットとなると不満が出やすそうなキーボード幅になることも確か。純正キーボードがないdynabook Tab VT484/26Kも、ユーザーの自分で使い勝手を考えてもいいのではないかという方向性なのかもしれない。

dynabookといえば日本のモバイルPCの草分け的存在

 dynabookといえば日本のモバイルパソコンの草分け的存在、ユーザーのほうもそれに合わせて自分の判断と工夫で利用環境を整えていこう。もちろんスリムで本体と一体になって打ちやすいキーボードが純正でもサードパーティからでも発売されるにこしたことはないのだが。

ふと思いついて東芝の昔のサブノートLibrettoを並べてみた。いまのところdynabookには10インチ以下のノートはなくdynabook Tabがその位置を占めているが、モバイルユース的には似たようなところ。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

東芝ダイレクト

インテルバナー