マルウェア対策に加え、新たに資産管理/Webフィルタリング/Web改竄検知を提供
FJM、中堅中小企業向けクラウド型セキュリティ「BSTS」強化
2014年03月24日 11時45分更新
富士通マーケティング(FJM)は3月19日、クラウド型セキュリティサービス「BSTS(ビステス)」のラインアップ強化を発表した。従来のマルウェア対策に加え、新たに「資産管理」「Webフィルタリング」「Web改ざん検知」のクラウド型サービスを提供する。またサポートセンターも新設する。
FJMでは2011年1月から、シマンテックのマルウェア対策製品のクラウド型セキュリティサービスとしてBSTSを提供してきた。このマルウェア対策サービスは、FJM側からPC/サーバーのマルウェア感染状況を監視し、感染を通知するもの。オプションとして、感染拡大時に専門スタッフを派遣し拡大阻止や復旧作業を行うサービスも提供している。1台あたり月額500円(税別、以下同)。
今回は3つのクラウド型サービスが追加された。資産管理は、富士通製ソリューションをクラウド型で提供するもの。PC/スマートデバイスに対する一括管理手段を提供し、セキュリティ/資産統制/エコ/システム運用におけるITポリシーに基いた統制を支援する。インターネット経由で、端末のセキュリティチェックや利用ログの確認、紛失時のリモートワイプなどが可能。1台あたり月額450円(利用は20台から)。
Webフィルタリングは、アルプス システム インテグレーション(ALSI)の「クラウド型Webフィルタリングサービス」を採用したサービス。PC/スマートデバイスから、有害なサイトや未許可のサイトへのアクセスを防止する。クラウド型で提供するため、社外持ち出し端末に対しても有効に、Webアクセスの一元管理を実現する。1台あたり月額300円(利用は10台から)。
Web改ざん検知は、セキュアブレインの「GRED Web改ざんチェック」を採用したサービス。第三者によるWebサイトの改竄を自動で検知、管理者に通知する。1サイトあたり1万円から。
なおFJMでは今回、約100名のセキュリティスペシャリストを擁する「FJMセキュリティサポートセンター」を新設した。同サポートセンターを通じて顧客のインシデント対応、およびセキュリティに関するサポートをワンストップで提供していく。