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会計ソフト「freee」とレジアプリ「Airレジ」が連携

2014年03月19日 05時36分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 リクルートライフスタイルとフリー(freee)は19日、両社がそれぞれ運営しているPOSレジアプリとクラウド会計ソフトを連携。POSレジ業務で入力した売上データ等から会計業務全般をクラウド上で完結・管理できる一貫サービスを提供する。

 今回連携させるのは、リクルートライフスタイルの無料POSレジアプリ「Airレジ」と、フリーの全自動クラウド会計ソフト「freee(フリー)」。「Airレジ」は、小売業、飲食業、各種サービス業のレジ業務がスマホやタブレットでも行える無料のPOSレジアプリ。レジで受けた情報をリアルタイムでクラウドサーバーに置けるため、売上額や客の入り状況をいつでも日時、月次でPC・スマホからリアルタイムに確認できる。

タブレットでの「Airレジ」の利用イメージ

タブレットでの「Airレジ」の利用イメージ

 一方の「freee」は、簿記の知識がなくても経理作業を行えるようにする、個人事業主や中小企業向けのクラウド会計ソフト。銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、自動で記帳できるため、日々の経理作業にかかる負担を軽減することが可能。決算書・申告書の作成も行える。

 今回の連携により、「Airレジ」で集計した売上のデータを1日1回、「freee」に自動で取り込み。「freee」上で複式簿記の仕訳として反映される。これは現金だけでなく、クレジットカードやリクルートポイントでの支払いについても区別して取り込むことができる。

 「Airレジ」は昨年11月19日にサービス提供を開始して以来、約4カ月でアカウント数が3万5000を突破。「freee」も昨年3月19日のリリースから約1年で利用事業所数が6万を超える。多くの利用者を抱える両者が連携することで、ともにさらなる顧客拡大が見込まれる。会計ソフトへの入力作業を自動化させた点では、新規ユーザーの獲得にも期待できるだろう。

タブレットでの「freee」の利用イメージ

タブレットでの「freee」の利用イメージ

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