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T教授の「戦略的衝動買い」第286回

デジタルノイキャンを採用した「デジタル耳せん」を衝動買い!

2014年03月19日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ノイズキャンセルイヤフォンから機能の切り出しという手法で作られた「デジタル耳せん」
ノイズキャンセルイヤフォンから機能の切り出しという手法で作られた「デジタル耳せん」

 ことテクノロジーモノのガジェットに関して、新しいモノならなんでも試してみたいミーハーな筆者は、キングジムから2月4日に発表された「デジタル耳せん」なるものをヨドバシ・ドット・コムで予約購入した。

 モバイルオーディオのファンで、すでにノイズキャンセルイヤフォンを所有しているユーザーや、購買対象として関心があり事前調査などをしている読者諸兄なら、このデジタル耳せんがどのような仕組みなのか大凡の見当はつくであろう。

 本来、環境騒音を減衰させる“デジタル耳せん”なるものが先に存在して、その延長線上に、騒音にわずらわされることなく音楽を楽しめるオーディオ用の“ノイズキャンセルイヤフォン”が登場したのなら話は分かりやすい。しかし、今回はその順序がまったく逆さまだ。

 すでに10年以上昔からノイズキャンセル技術を採用したオーディオイヤフォンは存在していた。その技術の一部を切り出して作り上げたのがデジタル耳せんだ。

 筆者の大好きなジェームズ・ヤング氏の「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という名言を覆す商品だ。“組み合わせ”ではなく“切り出し”手法と言えるまったく新しい発想だ。(^_^;)

 ノイズキャンセルの仕組みは、読者には釈迦に説法なのでここでは詳細説明は割愛するが、モニターマイクで外部の連続的騒音を集め、超高速で逆位相の信号を生成し、ほぼ同時に再生し騒音を打ち消す技術だ。

 筆者にとって初めてのノイズキャンセリングヘッドフォンであるBOSEの2代目「Quiet Comfort 2」を購入したのが確か2003年なので、少なくともすでに10年以上の歴史ある技術だ。

約5000円でデジタルノイキャンの効果を得られる
「デジタル耳せん」

本体とサイズ違いのイヤーピースが3セット、持ち運び用の巾着が付属する
本体とサイズ違いのイヤーピースが3セット、持ち運び用の巾着が付属する
オーディオ製品とは対局にあるノンハイフィデリティーイメージのパッケージ オーディオ製品とは対局にあるノンハイフィデリティーイメージのパッケージ

 デジタル耳せんのパッケージには、本体とユーザーの耳の穴のサイズに合わせて交換する大中小のイヤーピースが3組、取扱説明書と持ち運び用の巾着が付属する。

アルカリ単4乾電池で100時間駆動ができる。充電式のエネループなら60時間 操作は極めて簡単。イヤフォンをしてスライド式の電源スイッチをONするだけ
アルカリ単4乾電池で100時間駆動ができる。充電式のエネループなら60時間操作は極めて簡単。イヤフォンをしてスライド式の電源スイッチをONするだけ

 デジタル耳せんもノイズキャンセルイヤフォンと同じく動作には電源が必要だ。本体の裏から単4アルカリ乾電池を装着し約100時間駆動する。充電池にも対応するが駆動時間が60時間と短くなってしまう。

 昨今のノイズキャンセルイヤフォンは高級機になると、98%以上の環境騒音を遮断する高い能力を備えているものもあるが、5229円というはるかに安価なデジタル耳せんも環境騒音を90%低減するとのことだ。

 しかし、キングジム独自の測定手法によるもので測定内容は公開されておらず、他社データーとの数値比較は難しい。

ともすれば忘れがちなデジタル耳せんのケーブルマネジメントは極めて優秀だ グリーン色のコードストッパーで左右のケーブルの長さを調整し、任意の長さで本体に固定できる
ともすれば忘れがちなデジタル耳せんのケーブルマネジメントは極めて優秀だグリーン色のコードストッパーで左右のケーブルの長さを調整し、任意の長さで本体に固定できる

「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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