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どこでも使えるエプソンダイレクトのオールインワンPC「Endeavor PT110E」を検証! 第2回

ハイスペックから必要最低限な低スペックモデルまで、自由にカスタマイズが可能

BTOでカスタマイズ可能な「Endeavor PT110E」の性能をチェック

2014年04月03日 11時00分更新

文● 高橋量

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ビジネスでの利用なら十分すぎる性能

 続いて、Endeavor PT110Eのベンチマーク結果をご覧いただこう。テストに使ったマシンはCPUに最上位のCore i7-4702MQ(2.20GHz)を搭載し、メモリー容量は8GBでストレージは256GB SSDの構成となっている。

試用機の主なスペック
CPU Core i7-4702MQ(2.20GHz)
メモリー 8GB
グラフィックス インテル HD グラフィックス 4600
ストレージ 256GB SSD
OS Windows 8.1(64ビット)

 まずはWindows 8.1(64ビット)の快適さを表わす「Windowsエクスペリエンスインデックス」から。CPUの処理性能を表わす「プロセッサー」は「7.9」、メモリーのアクセス性能を表わす「メモリー」は「7.9」、ストレージのアクセス性能を表わす「プライマリハードディスク」は「8.15」と、基本性能についてはかなり高いスコアが出ている。デスクトップの描画性能を表わす「グラフィックス」は「5.8」、ゲームプレー時の3D性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」は「5.4」とやや低めだが、ビジネスでの利用なら十分すぎる性能だと言える。

試用機の「Windowsエクスペリエンスインデックス」
プロセッサー 7.9
メモリー 7.9
グラフィックス 5.8
ゲーム用グラフィックス 5.4
プライマリーハードディスク 8.15

試用機の「Windowsエクスペリエンスインデックス」(Windows 8.1の評価ツール「WinSAT.exe」を使用)

 ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」でテストを行なったところ、シーケンシャルな読み込みでは502.4MB/s、書き込みでは412.6MB/sとかなり高速な結果となった。ランダムアクセスの結果も総じて高めだ。SSDのアクセス速度が高速なので、ファイルの移動やコピーのほか、システムやアプリの起動も高速に行なえるだろう。CPUの性能を計測する「CINEBENCH」でも、非常に高いスコアが出ている。さすがクアッドコアCPUと言ったところだ。

「CrystalDiskMark」によるストレージのアクセス性能計測結果

「CINEBENCH」によるCPU性能計測結果

 マシンの総合的な性能を計測するベンチマークを試してみたところ、標準的な作業の快適さを表わす「PCMark 8」の「Home Accelerated」では「3022」、「PCMark 7」では「5541」、「PCMark Vantage」では「18110」という結果だった。全体的にスコアは高めで、このスペックであれば2~3年は快適に利用できるだろう。長期間利用できるマシンを健闘しているなら、試用機と同レベルの構成を参考にしていただきたい。

「PCMark 8」のベンチマーク結果

「PCMark 7」のベンチマーク結果

「PCMark Vantage」のベンチマーク結果

快適に利用するなら上位パーツを選ぶべし!

 Endeavor PT110Eが採用するHaswell世代のMシリーズは、デスクトップ向けではなくノート向けのCPUだ。だが「メインストリーム」の「M」というだけあって、性能は非常に高い。試用機のCPUは4コアのCore i7-4702MQ(2.2GHz)というのもあるが、Ultrabook向けのUシリーズやタブレット向けのYシリーズよりもはるか上をいくサクサク感だ。

 業務内容によっては、ネットやメールを閲覧できるスペックで十分という人もいるだろう。そんなニーズ向けには下位パーツを選択して予算を安く済ませる手もある。だが作業効率や生産性が求められる業務なら、より上位のパーツを選びたい。今回のテストからも、十分な性能が得られることがわかるはずだ。

エプソンダイレクト株式会社

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