このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

50年を記念したデザイン投票も開始

シャープ50年の歴史、世界初の液晶表示電卓などを見た

2014年03月18日 12時13分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 シャープは3月18日、同社の電卓開発50周年を記念して「50周年記念 新製品デザイン投票」を開始した。

 今回の投票ではインテリア/スマート/フェミニンの3つのコンセプトモデルに、それぞれ4カラーを用意。計12種類から選ぶことができる。インテリアはショップやブティックにマッチしたデザインで、スマートはビジネスマン向けとなっている。フェミニンはシルキートーンと織レースをあしらい、大人の女性に向けている。投票で人気No.1に選ばれた電卓は、抽選で100名にプレゼントする予定だ。

 投票期間は3月18日から4月10日まで。結果発表は6月下旬となっている。

復刻版のカタログ

 また、合わせて同社が運営する電子コンテンツストアサービス「GALAPAGOS STORE」にて、300円以上のコンテンツを1つ購入ごとに50ポイントを還元するキャンペーンを開始した(キャンペーンサイト)。期間は3月18日11時から3月20日13時までの50時間限定。さらに当時の電卓カタログ復刻版も無料で配布中だ。復刻したのは1978年3月と1981年10月のカタログで、X1やX68000などのパーソナルコンピューター系への礎となるポケコンも掲載されている。

シャープは電卓において「世界初」を作り続けてきた

 シャープの電卓づくりは1964年、世界初のオールトランジスタ式の卓上計算機「CS-10A」からスタートした。以来、1973年に世界初の液晶表示電卓「EL-805」、1974年には世界初の太陽電池式電卓「EL-8026」と、次々に新たな電卓を作りだしていった。EL-805で使われた液晶技術は、その後同社のAQUOSやタブレット端末へと応用されたという。

 2005年には、電子卓上計算機の小型化・低消費電力化に対して技術革新を進めたとし、その技術力と独創性が評価され、「IEEEマイルストーン」の認定を受けた。

 今回50周年記念 新製品デザイン投票に合わせ、歴代の電卓を特別に見ることができたので紹介したい。中には一般公開されていないものもあり、シャープ50年の歴史の深さを知ることができるだろう。

最新の電卓

ヨーロッパでは関数電卓が人気だという。普通科の中学、高校で使われているそうだ

東北大学の川島隆太教授が監修した「脳を鍛える計算ドリル」機能搭載の電卓

ラジオ付き電卓

こちらは折りたたみできるコンパクト型電卓

ペンダント型の電卓

左にあるコンパクト型電卓と比べてもかなり小さい

 ※ IEEEマイルストーンはIEEEが電気電子技術およびその関連分野における歴史的偉業を称え、認定するもの

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン