「LIFEBOOK TH WT1/P」の携帯性とバッテリー駆動時間を検証する (1/2)

2014年04月18日 11時00分更新

文● 高橋量

sponsored

　富士通の13.3型Ultrabook「LIFEBOOK WT1/P」は、液晶ディスプレーを回転させることでタブレットとしても使える変形機構が大きな特徴。特に相手に画面を見せながら自分も見ることができる「バリアススタイル」は、打ち合わせやプレゼンなどで役立つだろう。取引先へ外出する機会が多いなら、ぜひ持ち歩きたいマシンだ。モバイル用途で使うとなると、持ち運びやすさやスタミナが気になるところ。そこで今回は「LIFEBOOK WT1/P」のモバイル性能について検証したい。

「LIFEBOOK TH90/P」をベースにパーツ構成を変更できる「富士通WEB MART」限定のカスタムメイドモデル「LIFEBOOK WT1/P」

主なスペック
製品名	LIFEBOOK WT1/P
直販価格	15万2076円から（「富士通WEB MART」キャンペーン価格、2014年4月9日現在）
CPU	Core i5-4200U（1.60GHz）
メモリー	4GB（4GB×1）／8GB（8GB×1）
ディスプレー	13.3型ワイド（2560x1440）タッチパネル式・ペン入力対応フルフラットファインパネル Wide Angle液晶
ストレージ	約128GB SSD／約256GB SSD／約500GB ハイブリッドHDD
通信機能	有線LAN（1000BASE-T）、無線LAN（IEEE 802.11 a/b/g/n）
インターフェース	USB3.0端子×2、HDMI端子×1、Bluetooth v4.0＋HS準拠
カードスロット	ダイレクト・メモリースロット
テレビ機能	なし／外付けネットワークテレビチューナー
スタイラス	専用スタイラス（ワコム製・1024段階筆圧検知）
本体サイズ/重量	約幅320.8×奥行き235×高さ17.1～19.3㎜／約1.59kg
オフィスソフト	なし／Microsoft Office Home and Business 2013
OS	Windows 8.1（64Bit）

2-in-1タイプであることを考えれば納得できるサイズと重さ

　まずは「LIFEBOOK WT1/P」のサイズと重量について見てみよう。フットプリントは約幅320.8×奥行き235㎜で、Ultrabookとしては標準的なサイズだ。A4用紙（幅297×奥行き210mm）よりふた回り大きい程度なので、カバンの中にもなんなく納まる。13.3型のモバイル向けクラムシェルノートと比べるとやや大きい印象だが、角度を自由に変えられるタッチ対応液晶ディスプレーを搭載していることを考えれば納得できる。

フットプリントはA4用紙よりもやや大きめの約幅320.8×奥行き235㎜

最薄部と最厚部の高低差は2.2mm程度で、フラットであるようにも見える

本体前面は最も薄く高さは17.1mm

最厚部の高さは19.3mm

　高さは最薄部で17.1mm、最厚部で19.3mm。タッチ対応Ultrabookとしては標準的な厚さではある。しかしフットプリントが比較的大きめなので、実際に手にして見るとそれほど厚く感じない。最薄部と最厚部の差は2.2mmしかないため高低差はそれほど気にならず、むしろフラットでスリムな印象を受ける。

　重量は約1.59kg。標準的な13.3型タッチ対応Ultrabookの重さ（1.4kg前後）と比べるとやや重めだ。ただしタブレットとしても使える2-in-1タイプであることと、左右180度のスイーベル機能に対応している点、さらにデジタイザー対応のスタイラスペンを収納していることを考えるとやむを得ないだろう。実際のところ、200g程度ならそれほど気になる重量差ではない。

本体の重量を測定してみたところ、実測ではやや軽い1.55kgだった

付属のスタイラスペンの重さは実測で4gしかない。ペンを外して持ち歩いたとしても、重量はほとんど変わらない

　手で持ち上げるとさすがに重さを感じるが、カバンの中に入れるとそれほど気にならなかった。ただ、やはり持ち歩き用のマシンなら軽いに越したことはない。今後の改良に期待したいところだ。

　バッテリー切れが心配で、ACアダプターを持ち歩く人もいるだろう。「LIFEBOOK WT1/P」のACアダプターはかなりスリムな形状で、カバンの中の空いたスキマにぴったり収まるサイズだ。重量は約238gと比較的軽量ではあるのだが、本体重量と合わせると約1.8kgとなってしまう。できれば本体だけで持ち歩きたい。