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IoT、パーセプチャル・コンピューティングを押し出した「インテル コラボレーションセンター」が公開

2014年03月13日 18時30分更新

文● 大河原克行

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インテル コラボレーションセンターの展示内容

 ここでは、インテル コラボレーションセンターの展示内容を写真で見ていこう。

インテル コラボレーションセンターの入口。歴代のCPUが展示されている

天井もユニークなデザインに変更

新サイネージプラットフォーム「デジタル・ガチャガチャ」。デジタル・サイネージ・プラットフォームの標準規格OPS(Open Pluggable Specification)を搭載したタッチ対応デジタル・ガチャガチャ・コンセプト。Core i5プロセッサとWindows 8.1をOPSに実装。自販機モードや抽選モードも搭載する

QoEに基づくビデオ無線伝送システム。エンド・トゥ・エンドの無線チャネル状態やデバイスの状態に応じて適応的にビデオストリーム伝送を行うことにより、QoEを向上させるアルゴリズムを実装。バッファリングの効率化や、ビデオ品質の向上を図る。左のようにビデオを止めることがない

リアルタイム超解像処理システム。インテル Xeon Phi コプロセッサーを利用し、汎用なx86サーバー上で、SD画像およびSD動画を、リアルタイムにHD画質に変換する。NECとのコラボレーション成果のひとつ

江田社長がお気に入りとする展示、「ON THE FLY PAPER」。プロジェクション・マッピング技術を応用することで、紙とデジタルメディアの融合を図ったインフォテインメントシステムで、一枚の紙をテーブルの上に置くと、カードに文字や映像が浮かんだり、テーブル全体に情報を表示する。紙に開けられた穴で認識する

Ethernet AVBデジタルスピーカー。デジタルオーディオ・データと電力をEthernetで送信し、デジタルスピーカーで再生。ケーブル数の削減および低消費電力化を実現する。アナログアンプが不要で発熱の心配がないほか、オーディオ専用ケーブルも不要

LinuxをベースとしたTizen IVI(In Vehcle infotainment)を用いた車載向けプラットフォームのテクノロジー・デモンストレーション。車載向けプラットフォームの共通化を図る。ゼンリンデータコムとの協業で、新たな3Dナビゲーションエンジンを実装し、スムーズなナビゲーションを実現する

医療向けフィンガー・ジェスチャー・ソリューション。パーセプチャル(知覚)コンピューティングを医療分野に応用したもので、NEC独自のアルゴリズムにより、指認識技術とセンサーデバイスを組み合わせて、手術中に、指の動きを認識して情報を確認できる

富士通および富士通フロンテックとの協業による手のひら静脈による本人認証システム。Ultrabookやタブレットに搭載した超小型非接触型手のひら静脈センサーを活用し、本人であることを確実に判断する。簡単な操作で、高い安全性を実現する

赤外線が不要な自然光による静脈認証。タブレットの画面から赤い光を発し、1枚の掌画像から静脈パターンと掌紋形状というふたつの生体情報を抽出し、認証を行なう。ユニバーサル・ロボットとの協業で、独自の静脈認証アルゴリズムと、三次元画像補正技術などを活用している

3D顔認証システム「FastAccess 3D」。3Dカメラを使用した顔認証ツールで、PC利用時のパスワード入力の手間を省くことができる。3D認識により、顔写真やビデオを使ったなりすましを区別できる

録画したビデオの視聴したい部分をキーワード検索し、その言葉を使っている箇所にジャンプすることが可能な、文字による動画チャプター検索。動画の再視聴時に有効だ

次世代ナチュラルUIと位置づけられる視線入力。目の動きを用いて、直感的な操作を行うことを目指す。トビー・テクノロジーとの協業によるもので、自動車や医療機器、ゲームなどへの応用を目指す。いまは特定のボタンを押して視線入力をするが、将来的には音声入力との組み合わせも想定される

ハンズフリーでいつでも視認可能なウェアラブルタイプデバイス。Olympus Media Glancer(MEG)と呼ぶオリンパスの技術で、インテルはネットワーク技術の応用などで協力。情報配信などの実用的なソリューション創出を目指す

インテルのGalileo開発ボードによるラピッドプロトタイピング開発プラットフォーム。小型の組み込み型コンピュータで、機構設計や回路設計、ソフトウェア設計などに活用できる

高速無線データ通信と共存したワイヤレス給電マット。村田製作所との協業によるもので、フレキシブルに置くだけで、給電を開始し、高速データ通信にも対応している

テーブルに埋め込んだワイヤレス給電システム。モバイル機器を机上に置くだけで充電が可能になる。コクヨファニチャーと村田製作所との協業によって開発。煩わしい電源コードを不要にするとともに、異なるアダプターを使わずに済むというメリットもある。

スマートフォンを利用し、センター内のデモ体験の評価を、リアルタイムに発信し、データをクラウドで集約する「みんなで Like it!」。展示内容を「いいね」などで評価。それらの結果を集計して可視化する。どの技術に関心が集まっているのかかがわかる

この技術では設置したセンター内に設置した4台のカメラから笑顔を検出。どの展示で笑顔が多かったかもわかる

複数の機器と複数のディスプレイを柔軟につないで表示を可能とするDaaS(Display as a Service)の提案。ひとつのデバイスから複数のディスプレイへの表示や、多くのデバイスからひとつのディスプレイへの表示などが可能になる。また、遠隔地からの複数ディスプレイへの表示なども可能

コミュニケーション・パートナー・ロボット「PALRO」。音声対話によるコミュニケシーョンツールとして高齢者福祉施設向けの利用提案などが見込まれている。富士ソフトとのコラボレーションによるものだ

インテル RealSenseテクノロジーを利用し、目や耳、音声、タッチなどのセンサーのほか、感情などのユーザー状況を理解する機能をコンピュータに取り込んでいくという。デモではAR技術への応用例としてRealSenseテクノロジーを活用

RealSenseのカメラは小型化が図られ、今年後半からデバイスに内蔵されることになりそうだ


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