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マルチテナント環境でADCとNGFWを統合運用可能に

シトリックス「NetScaler SDX」にパロアルト仮想NGFWを統合

2014年03月12日 12時53分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 シトリックス・システムズ・ジャパンとパロアルトネットワークスは3月12日、シトリックスのアプリケーションデリバリコントローラ(ADC)製品「NetScaler SDX」上に、パロアルトの次世代ファイアウォール(NGFW)仮想アプライアンス「VM-Series」を統合可能にしたと発表した。

 今回のセキュリティ製品は、2012年にシトリックスとパロアルトが発表した両社間のパートナーシップに基づいて共同開発されたもの。NetScaler SDXが提供する単一のマルチテナントプラットフォーム上で、個々のテナント向けに調整された専用のADC、NGFWを統合して運用できる。

NetScaler SDXのマルチテナント環境で、個々のニーズに応じて設定されたADCとパロアルトNGFWが運用可能に

 これにより、パロアルトVM-Seriesは個々のADCインスタンスを補完する専用ファイアウォール/NGFW機能を提供する。またパロアルトのVM-Seriesが提供するNGFW機能を、シトリックスのWebアプリケーション保護機能「NetScaler AppFirewall」が補完する。

 さらにシトリックスとパロアルトでは今後、今回の統合ソリューションをベースに、「Citrix XenApp」「Citrix XenDesktop」に対応する実証済み共同ソリューションを推進していくと述べている。

XenApp、XenDesktopに対する共同ソリューションの概要

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