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NTTグループと自衛隊が共同で防災訓練を実施

2014年03月12日 11時00分更新

文● 中村信博

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突然の災害にも迅速に対応できるように!
NTTグループと自衛隊が共同で防災訓練

 3月11日の震災の日を前に、災害時の通信ライフライン確保の訓練が、NTTグループと陸上自衛隊の合同で3月6日、埼玉県の朝霞駐屯地にて行なわれた。

 今回の訓練は首都圏直下型地震を想定したもので、震度7の強い揺れにより東京を中心とする関東一円に甚大な被害が発生。被災地への道路は建物の倒壊や路盤の崩壊などにより遮断され、陸路による災害対策機器の運搬ができないという状況のもとで、いかに迅速に通信線を復旧できるかが焦点となっていた。

記者団に挨拶する、NTTドコモのサービス運営部災害対策室長・山下武志氏(左)と、NTT東日本ネットワーク事業本部災害対策室長・久保田伸氏。今回の訓練について順を追って説明する

自衛隊の各級参加者を前に挨拶する、NTT取締役・小林充佳氏。その間、上空では到着した自衛隊ヘリが旋回して時を待っていた

 訓練では、災害発生から最終的な通信線復旧まで4段階のステージに分かれ、段階的に解決していく手法が取られていた。

 まず、ステージ1は災害発生時の初動体制確立。NTTグループ内に災害対策本部を設置し、通信線の被害状況確認と、さらに各都県行政や自衛隊との相互連携を確認する。続いてステージ2では神奈川県内に設置された自衛隊活動拠点へ、長野県の松本駐屯地、および群馬県の相馬原駐屯地から、NTTの持つ各種災害対策機材を自衛隊ヘリを使って搬入し、人命救助活動に必要な緊急回線を設置する。

松本から来たとの想定で、今回は立川駐屯地から飛来したUH1Jが着陸。NTT担当者の手で、機内から小型の可搬型機材が運び出される

続いて双発のCH47JAが、機材と共にNTTサービスカーを搭載して木更津からやってきた(相馬原から出発したことを想定)

ヘリから降ろされた各種機材は、自衛隊のトラックで各指揮所に搬入されて梱包が解かれる

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