突然の災害にも迅速に対応できるように!
NTTグループと自衛隊が共同で防災訓練
3月11日の震災の日を前に、災害時の通信ライフライン確保の訓練が、NTTグループと陸上自衛隊の合同で3月6日、埼玉県の朝霞駐屯地にて行なわれた。
今回の訓練は首都圏直下型地震を想定したもので、震度7の強い揺れにより東京を中心とする関東一円に甚大な被害が発生。被災地への道路は建物の倒壊や路盤の崩壊などにより遮断され、陸路による災害対策機器の運搬ができないという状況のもとで、いかに迅速に通信線を復旧できるかが焦点となっていた。
訓練では、災害発生から最終的な通信線復旧まで4段階のステージに分かれ、段階的に解決していく手法が取られていた。
まず、ステージ1は災害発生時の初動体制確立。NTTグループ内に災害対策本部を設置し、通信線の被害状況確認と、さらに各都県行政や自衛隊との相互連携を確認する。続いてステージ2では神奈川県内に設置された自衛隊活動拠点へ、長野県の松本駐屯地、および群馬県の相馬原駐屯地から、NTTの持つ各種災害対策機材を自衛隊ヘリを使って搬入し、人命救助活動に必要な緊急回線を設置する。