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山谷剛史の「アジアIT小話」 ― 第68回

ある意味脅威!? 中国メーカー製の最新デジカメ事情

2014年03月06日 12時00分更新

文● 山谷剛史

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中国メーカーが突如リリースしたデジカメ新機種。どこかで見覚えが……
中国メーカーが突如リリースしたデジカメ新機種。どこかで見覚えが……

中国のカメラメーカーが突如デジカメ新機種を発売!

 今でこそ、中国のカメラ市場は日本メーカーを中心に中国国外のデジカメが席巻しているが、中国が今のように発展する前は、各地で国営企業がカメラを生産していた。

 今も観光地では写真好きな中国人を見ることができるが、今よりずっと貧しかった当時も中国人は写真好きだったのだろう、年配の中国人のお宅にお邪魔すると、しばしば置物となってしまった国営企業のクラシックカメラを見ることができる。

上海クラシックカメラ博物館のサイトには多数のクラシックカメラの情報が公開されている 上海クラシックカメラ博物館のサイトには多数のクラシックカメラの情報が公開されている

 中国のクラシックカメラメーカーの中でもっとも有名なメーカーは「海鴎(SeaGull)」と「鳳凰(Phenix)」だろうか。ほかにも無数のメーカーがあるが、上海のクラシックカメラ博物館(上海老相机博物館)のサイトを訪れたり、博物館を訪れたりすれば、日本のカメラ屋でもめったに見られぬクラシックカメラを見ることができる。

地味ながらクラシックカメラは今も販売されている 地味ながらクラシックカメラは今も販売されている

 かたや「レノボ」や「愛国者」などのPCメーカーや、その周辺機器メーカーが2000年代にデジカメをリリースしている。性能だけでなく、しばしば愛国心にも訴えたデジカメの実力は、お世辞にもいいものではなく、人柱たちは辛酸をなめた。

 中国産デジカメラッシュは数年前に終わり、中国のデジタルマニアは中国のデジカメにろくな印象を持つことがなかった。

 前置きは長くなったが、こうした状況の中で中国人の間では「懐かしい中国カメラメーカー」の代表格「海鴎」から突然「CK20」と「CF100」というデジカメ2機種がリリースされたことが話題になっている。

 海鴎は1951年以降、コンパクトカメラや一眼レフカメラや二眼レフカメラをリリース。その販売台数は2066万台で、中高年の認知度は高い。中国のカメラメーカーからデジカメがリリースされたのははじめてで、そのネームバリューから、過去中国産デジカメに痛い思い出がある人もわずかばかりの期待を持ったのだ。

中国メーカーがリリースした2機種は
日本でも人気の高い高級コンデジ!

左が「CK20」、右が「CF100」の広告

 CK20は、開放F2.8の明るさを持つ24倍ズームレンズ(焦点距離は35mm判換算で24-90mm)が特徴の一眼レフのような形のコンパクトデジカメである。

 撮像素子は1/2.3型有効1210万画素のMOSセンサーを採用する。サイズは幅125×奥行110×高さ87mmで重さは588g。価格は4299元(約7万3000円)。

 もうひとつのCF100は、開放F1.4という明るさを持つ光学3.8倍(焦点距離は35mm判換算で24-90mm)ズームが可能なコンパクトデジカメである。撮像素子は1/1.7型有効1010万画素のMOSセンサーを、モニターには3型92万画素の液晶パネルを採用する。サイズは幅110×奥行45×高さ67mmで重さは298g。値段は3299元(約5万6000円)だ。

 オフィシャルデータによれば、いずれも「SIPT 2代画像処理系統」を搭載し、レンズは「SEAGULL」と書かれている。値段から見てわかるように、高級コンパクトデジカメと言われるカテゴリーだ。

 過去に中国メーカーがリリースしてきたデジカメよりも、ボケ味ある写真も含め、ちゃんと撮れるデジカメを出してきたように思える。

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