ホームアプリは独特
あとはオーソドックス
ホームUIは2013年のSHARP製端末から大きな変化はなく、デフォルトでは3ラインホームとSHホームがインストールされている。独自機能を見てみると、エコ技やのぞき見ブロック、BrightKeepを備え、マルチウィンドウ的な操作ができるミニアプリも健在だ。ミニアプリについては画面の物理的な小ささもあり、1ウィンドウを追加するのが限界だが、地図を見ながらウェブブラウズといった使い方ができる。
カメラとの連動機能を見ると、翻訳ファインダーがある。これはカメラで撮影した英文などを翻訳してくれる機能だ。英語で書かれたパンフレットなどを読む場合に便利だ。また、キャプチャーデータにも有効なので、PDFなどの翻訳もできる。そのほか、NFCやMiracastといった機能も備えており、小型で女性向けを意識した端末ながら、押さえるべきところは押さえている点は高評価だ。
キーボードはiWnn IME-SH edtion。これも長く共通の仕様となっている。フリック入力向けの12キーとQWERTYのふたつ。12キーは特筆すべき点はないが、QWERTYは最上段のみフリックに対応し、レイアウトを変更することなく、数字の入力が行なえる。画面サイズ的にQWERTYよりも12キーでの入力をするユーザーが多いと思うので、入力感を確認してみたところ、フリックのレスポンスはとても良好だった。逆にQWERTYで高速入力をすると、ややタップの反応が悪いこともあり、ユーザーによってはキーボードを変更したほうがいいだろう。
ベンチマークは下記のスクリーンショットから判断してほしい。3DAMRKのスコアはあまり振るっていないが、AnTuTuベンチマークの結果はハイスペック端末と大差のない結果になっている。AnTuTuベンチマークの結果からすると、3DMARKのスコアはもっと出ていいと思うのだが、このあたりはSHARP独自の省エネ技術の影響があるのかもしれない。
追記すると、バッテリー残量に応じて、使用するコア数・クロックを変動させているようで、たとえばバッテリー100%の状態と50%ではスコアに差が生じる。といっても、100%と20%での体感速度はごく僅かで、キー入力や画面切り替え時の差は感じられなかった。設定画面など使用頻度が低いと判断された部分だけ、少し引っかかった程度だ。
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