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T教授の「戦略的衝動買い」 ― 第284回

980円でスマホがクレカ決済端末に! 「Squareリーダー」を衝動買い!

2014年03月05日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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交通系カードとは別に、現在のカード社会を拡大する可能性のあるモバイル決済
交通系カードとは別に、現在のカード社会を拡大する可能性のあるモバイル決済

増え続ける!? クレジットカードの保有枚数

 日本クレジット協会の統計によると、日本国内でのクレジットカードの発行枚数は3億枚を越えているそうだ。

 筆者もふと気になって、普段使いの財布の中身を見たら、なんと5枚のVISA系カードが見つかった。しかし実際に使っているのはその中のたった1枚だけ。あとは支払い以外で必要なことがあるので保有しているだけだった。確かにいろいろな理由から数年前に20枚くらい持っていたクレジットカードをある時一気に整理した記憶がある。

 もちろん、ここ四半世紀の間に一気に普及したクレジットカードだが、世界初のクレジットカードは1950年に発行された“クレジット界のブランド”でもある「ダイナースクラブ」だ。以前勤務していた某社ではこのダイナースクラブが指定の法人カードだったので、資格審査もなく、社内で申請さえすれば自動的にカードホルダーになれた。

 しかし、当時、出張先のテキサスやフロリダの田舎町のダイナーやモーテルではまったく使えるお店がなく、カウンター越しに笑って突っ返された記憶が何度もあり、現地で餓死しかけたこともあった。

 よくわかっていそうでなかなか謎の多い世界がクレジットカード支払いの世界だ。日本でも、一方で小売店や航空系会社が縦横に展開するプリペイドカードやポイントカード、そこに天上から降って湧いて来たかのような大きなカバレージをもった交通系カードが入り乱れている。

 もはや企業はたった1億人しかいない国民の囲い込みに必死のマーケティングを展開し、個人は少しでも多くのポイントやマイレージ、キックバックを求めて保有クレジットカードの枚数は増え続けるばかり……というのが日本の現状だろう。

パッケージで秋葉原の店頭やコンビニでも販売されているSquareリーダー パッケージで秋葉原の店頭やコンビニでも販売されているSquareリーダー

 そんなカードバブルな時代に秋葉原をぶらついていて、よく行く千石電商で壁に引っかかっていた「Squareリーダー」というモノを980円で衝動買いした。Squareリーダーはスマホのイヤフォンジャックに挿入して使うクレジットカード用のコンパクトな磁気カードリーダーだ。

スマホをレジとして使える
モバイル決済装置「Squareリーダー」

パッケージの中はSquareリーダー本体とクイックスタートガイドだけ
パッケージの中はSquareリーダー本体とクイックスタートガイドだけ

 Squareリーダーは、商品やサービスを提供、販売する側である企業や個人がいつでもどこでも顧客にクレジットカードによる支払いの利便さを提供するツールだ。従来のクレジットカードの決済機が店頭で活躍したのに対し、スマートフォンをレジ替わりに使用するSquareリーダーは、時間と場所の制約を受けることなく、3G/LTE回線や無線LANさえあればいつでもどこでも簡便に使えるのが最大の特徴だ。

スマートフォンのイヤフォン端子に差すSquareリーダーは極めてコンパクトだ スマートフォンのイヤフォン端子に差すSquareリーダーは極めてコンパクトだ

 すでに類似したサービスを何社かの企業が日本国内でも展開している。光回線や有線電話回線が古くから普及している日本国内ではそれほどひっ迫したニーズはないかもしれないが、急激に3G回線などが先行し、地上有線電話回線の普及率の低かった発展途上国などでは、観光客などの決済ツールとして必須のアイテムでもある。


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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