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濃密な3日間を2人の座談会で総括

パラセイリングで空中撮影!!「オキュ旅」Last Dayレポート

2014年03月03日 17時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

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予測不可能な旅だった

── 一番印象に残ったことって何でした?

藤山 個別のイベントではなく、共有意識ですね。実は僕は今まで旅に出ても、楽しいことを見つける意識が低かったと思います。今回、みなさまに楽しさを届けようと言う共有意識があったからこそ、自分の旅では絶対に計画しなかったであろうセグウェイやパラセイリング、廃墟などにも突撃できた。

 そのおかげで、図らずも自分が濃密な旅行体験ができたんです。多分、これはブロガーが記事を書くのと同じ視点だと思う。オキュ旅はやる人にとっても旅行の価値が増す企画だなという視点が得られました。


── 一人で旅行したら、こんなに濃密なスケジュールにはならないという。

藤山 やらないですよ。もうちょっとのんびりしたいです。だからどれかひとつというよりは、共有意識が一番印象に残りました。


── GOROmanさんは?

GOROman 僕は基本的に旅行なんていかないですよ。

一同 (笑)


── 企画者が旅から一番遠い人じゃないですか!

GOROman 旅が嫌いなんですよ。全部レールに乗ってる感があるじゃないですか。修学旅行とかも嫌で、ディズニーランドに行ったときも入り口で寝ていた。それぐらい与えられたレールに乗ってるのを避けたいんですが、今回は面白かった。藤山さんがデタラメをやるから、予測不可能なんです。「どこ行くんですか?」って聞いたら、「考えます」みたいな。

藤山 (笑)


次のオキュ旅をやるのはアナタだっ!

── 最後に今回で得た課題と次への抱負を教えてください。

藤山 オキュ旅は当初、「○○と行く○○」というスタイルにしたいとGOROmanさんに強く推薦していました。逆を言えば、同じ人がでるのはコンテンツの魅力につながりにくいので、二回目以降、自分はすぐには出ないほうがいいかなと。オッサン二人で行くより、全然違う人間が行った方がいい。必ずしも2人じゃなくていいですし。

GOROman これって別に誰がやってもいいと思うんですよね。

藤山 今は誰でもできないですよ! GOROmanさんは、「そんなのやっちゃえばいいじゃん」と、すごいシステムをつくって配信するアウトプットの能力に長けているからできるのであって。

GOROman いや、何でもそうですが、最初は機材の扱いが難しかったりして、少数の人しかできないんです。例えばPalmとかも、最初はJ-OSを入れないと日本語が使えなかった。僕はガジェットが好きなのでいいんですが、生活を変えるというレベルに達するまでは、障壁がいろいろある。


── オキュ旅も、まだ1回目ですしね。

GOROman そう。ケーブルまみれの配信システムも進化して、誰でもできるような時代がくると思うんです。今は配信中の姿がどう見ても変態で「おまわりさんこいつです」みたいな感じですが、より一般化すれば女子高生が自分の視線を共有して、お店で服を選びながら友達に「この服どう?」とか聞いたり。イメージ的には「視界を送るLINE」みたいな。

 僕はずっと言ってますが、離れた場所にいるおじいちゃんおばあちゃんに孫の運動会の様子を見せるとかに使われると思うんです。それはヘッドマウントディスプレーを使うんじゃなくて、専用の部屋に入るみたいな感じになるかもしれませんが、それで孫の運動界を見て、ボケが治っちゃうみたいなね。


── 今回の旅がその未来のきっかけになるといいですね。

藤山 今回の旅は、いろいろな方々のご厚意があって初めて成立しているんです。カンパしてくれた方々に加えて、Ovrvisionを作ってくれたShinobiyaさん、Home360°の中谷さん、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの伊藤さん、バイノーラル録音の稲永先生、配信ツールを作ってくれたMOBILEHACKERZのMIROさん。みなさんの助けがなければ実現できなかったので、本当に感謝しています。

GOROman 思い付いて実行するのはいいんですが、やっぱり一人じゃできない。「それ面白いね」と言ってくれる人たちが背中を押してくれたことで、僕らは宮古島まで来られた。感謝感激です。

藤山 次にどなたかが面白いオキュ旅の企画を立てれくれれば、僕たちも機材やTwitterでの拡散などで協力しますので、ぜひみんなで面白い新しい未来を作っていきましょう。



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