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DESIGN Web制作のためのTumblrテーマカスタマイズ入門 ― 第1回

Tumblrサイトの作り方教えます−−企業事例とメリット

2014年03月10日 11時00分更新

佐野章核/SANOGRAPHIX.NET

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「Tumblrでサイト作って」そんなオーダーにももう困らない! 人気Tumblrテーマ「ZEN 2.0」「Apollo」の作者である佐野章核さんが、Tumblrを使ったサイト制作の方法を解説する新連載です。(編集部)

 手軽な情報発信ツールとして、数年前から大きな話題になっているWebサービス「Tumblr(タンブラー)」。企業にも活用事例は広がっていて、「今度のショップサイトはTumblrで作りたい」なんて話もよく耳にします。しかし、流行っていることはなんとなく知っていても、実際にTumblrを使ったことがない、何ができてどうやるのか分からない……という方も多いのではないでしょうか。

 この連載は、そんなWebデザイナーへ向けて、Tumblrの魅力とテーマの制作方法を全5回に分けて解説します。最終的にはTumblrを使ったWebサイトの制作・公開を目標にします。

いまさら聞けない、Tumblrとは?

 そもそもTumblrとはどんなサービスなのでしょうか? Tumblrは、米国発のミニブログサービスです。ブログとSNSが一緒になったような機能を持ち、テキストだけでなく画像や動画、音楽ファイルなどを手軽に投稿できるのが特徴です。昨年、米ヤフーが買収したことでも話題になりました。

 Tumblrのサービスは2007年にスタートしており、現在までに開設されたブログ数は1億7000万以上、累計投稿数は760億件に上ります。サービス開始当初、日本ではアーリーアダプターを中心に使われていましたが、その後一気に普及し、現在は幅広いユーザーを抱えています。

Googleトレンドによる「Tumblr」と「WordPress」の比較。Tumblrの検索ボリュームが2010年ごろから急速に高まり、WordPressに迫っていることが分かる

Tumblrを使うメリットとは?

 なぜ多くの人がTumblrを使っているのでしょうか?

 1つは、「投稿の敷居が低い」点が挙げられます。Tumblrの創業者デイビット・カープ氏は、「WordPressなどのブログCMSは、ユーザーの裁量は大きいけど使い方が複雑。そこで、より簡単に動画や写真を投稿できる仕組みを考えた」と語っています(Social Media Week TOKYO 2012での講演=参考サイト)。

 実際、Tumblrの投稿画面は非常にシンプルで、思いついたことをすぐ投稿できるように設計されています。他のブログCMSのように、投稿に重い腰を上げる必要はありません。筆者も、WordPressをはじめとする複数のブログサービスを使っていますが、気軽に使えることもあって、もっとも投稿頻度が高いのがTumblrになっています。

シンプルなTumblrの投稿画面

 「リブログ」によって情報が拡散されやすい点も人気の理由です。リブログとは、他人の投稿を自分のブログにも表示できる仕組みです。Twitterでいう「リツイート」のブログ版を想像していただければ分かりやすいでしょう。

 一般的なブログでは、記事を投稿しても、そのブログを知っている人か、検索でたどり着いた人にしか読んでもらえず、得られる反応はごくわずかです。運よく有名サイトからリンクされたり、TwitterやFacebookにシェアされたりすれば多くの注目を集められますが、それらに頼るしかないのが普通でしょう。

 一方Tumblrでは、たとえブログの読者が少なくても、リブログのおかげで、自分のフォロワーのさらにフォロワー……といった具合に、投稿が一気に拡散される可能性があります。

 また、デザインの自由度が非常に高く、かつ無料で広告が入らないことも人気です。優れたデザインのテーマが多く集まっており、ユーザーはテーマを自由に着せ替えたり、テキストの色や背景画像などをカスタマイズしたりできます。

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