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日本上陸(?)のスマホも続々発表! MWC 2014レポ ― 第11回

新興国向けローコスト端末にWindowsとWindows Phoneを拡大する

2014年02月24日 22時30分更新

文● 塩田紳二

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 Microsoftは、スペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress」の開催に先立ち、プレスカンファレンスを実施した。

 このカンファレンスでは、Windows 8.1の次期アップデートとWindows Phoneの次期バージョンの2つの大きな発表があった。Windows 8.1のアップデートは今春。改良点を見ていこう

カンファレンスで説明を行ったMicrosoft社OEM担当の副社長 Nick Parker氏(左)とオペレーティングシステム担当部門副社長のJoe Belfore氏(右)

Windows 8.1は非タッチ操作での使い勝手を改良
幅広いハードウェアに対応

 操作性に関しては、検索/バッテリ残量/設定がスタート画面に配置され、より見つけやすくなるという。また、マウス右クリックでスタート画面になり、ストアアプリの終了方法も改良されるという(現在はマウスで画面上部をドラッグして下まで下げなければならず操作が面倒なものになっている)。また、デスクトップのタスクバーが改良され、ストアアプリもデスクトップアプリ同様にアイコン表示されて、起動や切り替えが容易にできるようになる。

今春に登場するWindows 8.1のアップデートは「非タッチ操作の操作性向上」「より幅広いハードウェア仕様」「教育/企業向け分野での互換性向上」の3つの特徴があるという

 また注目点はハードウェアの要求スペック。メモリが1GB、外部ストレージが16GBが最低仕様となり、タブレットに代表される、より安価なハードウェアに対応可能になるという(現在はメモリ2GB、ストレージは32GB)。

スタート画面、マウス操作、タスクバーが改良され、メモリや外部ストレージの最低容量が緩和される。また、IE11にIE8互換モードが搭載される

 また、IE11にはIE8互換モードが搭載され、IE8用のページやWebアプリケーションがそのまま動作できるようになる。

Windows Phoneも要求仕様を低下
ソフトキー採用などでAndroidとのハード共通化も

 また、次期Windows Phoneでは対象ハードウェアが拡大している。Qualcomm社の3つのCPUに対応、ハードウェア構成もボリュームゾーンを想定したものに拡大されるという。

まず最初に世界中でWindows Phoneの出荷が増えているアピール。ただし、アジアの数値は“日本を除く”である
Windows Phoneの次期アップデートでは、S/MIME(暗号化メール)、VPN、企業向け無線LAN管理機能、モバイルデバイス管理、電子証明書管理ツールなどが搭載されるという

 具体的にはストレージ4GB、メモリ512GBの構成も可能になり、ディスプレー下のボタンもこれまでのハードキー縛りから、ソフトキー(画面にソフトウェアで表示させるもの)が可能になるという。これにより、既存の多くのAndroid用ハードウェアにメーカーがWindows Phoneを載せるという選択も可能になるようだ(ただし、CPUはQualcomm社のものに限られる)。

Windows Phoneでは対象ハードウェアが限定されている。次期アップデートでは、これが緩和され、QualcommのSnapdragon 400など、比較的低スペックな3つのSoCが対象となり、新興国向けの低価格機種もカバー範囲に入ってきた

 通信方式としてTD-SCDMA、TD-LTEなど、新興国で採用される可能性が高いものをサポート。さらにデュアルSIM構成にも対応するという。デュアルSIMは、SoC側の対応も必要だが、2つのSIMを装着し、2Gと3Gなどの組み合わせで待ち受けなどを可能にするもの。こちらも新興国ではわりと一般的な構成だ。

デュアルSIMも新興国市場では欠かせない要素。電話やメッセージなどのライブタイルが複数表示されるようになる

 さらにWindows Phoneの製造を行うメーカーとして新たにLenovoやLG、Foxconnなどが参加。Foxconnに代表される製造を請け負う企業が参加したため、携帯事業者がメーカーブランドの製品を採用するのではなく、「ホワイトラベル」製品に自社ロゴなどを付けて販売するというオプションが用意された形である。

Windows Phoneの製造を表明した企業。もともと参加していたSamsungやNOKIA、HTCに加えLenovoやZTE、HUAWEI、LGなどが参加

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