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AndroidながらMicrosoftの各種サービスにも対応

Nokia、初の(最後の?)Androidスマホを発表

2014年02月24日 19時50分更新

文● 行正和義

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「Nokia X/X+」、どことなくWindows Phoneライクなメインメニューを持つ

 ノキア(Nokia)はバルセロナで開催中のMobile World Congressで、「Nokia X」などAndroidスマホ製品を発表した。

4インチ液晶を搭載する「Nokia X/X+」

 ノキアの携帯事業はマイクロソフトによって買収が成立しているが、Nokia X製品群は買収前から計画されていたAndroidスマホとなっている。メイン画面がWindows PhoneのモダンUIに似たデザインになっているように、マイクロソフトのサービスとの連携を強く意識した作りなのが特徴。

5インチ液晶モデル「Nokia XL」(X/X+では省略されているフロントカメラも搭載する)

 「Nokia X」は4インチIPS液晶や3メガピクセルカメラを搭載した小型のスマホで、マルチメディア機能を強化した「Nokia X+」、5インチ液晶と5メガピクセルカメラ搭載の「Nokia XL」とともに主力となる製品。いずれも画面解像度は800☓480ドット、クアルコムSnapdragonデュアルコアプロセッサを搭載し、デュアルSIMをサポート。スカイプ、マイクロソフトのクラウドOneDriveと連携しやすいようになっている。いずれも2014年第二四半期の発売予定。

低価格/コンパクトながらひととおりの機能を備える「Asha 230」

 「Asha 230」および「Nokia 220」はこれまでのノキア製品のなかでも最も安価なラインナップとなるモデル。Asha 230は2.8インチという小型ながらタッチパネル液晶を搭載しWeChatやWhatsAppのようなソーシャルアプリが利用可能で45ユーロと低価格。Nokia 220は2.4インチ液晶、防塵防滴使用のフューチャフォンながらFacebookやTwitterなども利用しやすい端末で、価格は29ユーロ。いずれもデュアルSIMスロットを装備で、発表後すぐに発売(出荷)開始となった。

フューチャフォンとはいえTwitterやFacebookといったいまどきのソーシャル・ネットワーク利用を意識した「Nokia 220」

 XファミリやAshaにはスカイプの利用権やOneDriveのストレージといった特典が付随する。同社は今後Windows Phone「Lumia」ファミリの開発に注力するのかもしれないが、Android端末ながらマイクロソフトのサービス連携を前提とした端末として見るならば、今回発表されたAndroid機は歴代の同社携帯電話のなかでも貴重なスマホと言えるだろう。

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