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全世界を5m精度で再現したデジタル3D地図が完成へ

NTTデータなど、地球観測衛星「だいち」による世界最高精細地形データを提供

2014年02月24日 16時48分更新

文● 行正和義

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全世界3D地図提供サービス

 NTTデータと一般財団法人リモート・センシング技術センターは共同で、衛星画像を活用した世界最高精度の3D地形データ「全世界デジタル3D地図提供サービス」を開始する。

これまで一般的に利用されていた90mメッシュよりもはるかに高精細な地形データを利用可能

 これは独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」によって撮影された約300万枚の衛星画像を用いた世界最高精度のデジタル3D地図サービス。5m解像度/5m高さ精度で世界中の陸地の起伏を表現できるため、地図整備や自然災害の被害予測、水資源の調査など、さまざまな用途に活用することができる。

資源探査や防災などさまざまな利用が考えられる

 2014年3月以降、順次整備済エリアから提供し、2016年3月までに全世界の3D地図が完成する予定。地理空間情報の利用拡大、市場創出ならびに関連産業の振興に取り組むという。形式は高さを示す数値標高モデルもしくは水平位置を示す正射投影(オルソ補正)画像の2種類のデータのほか、要望に応じてカラー処理を施した3D地図を提供するという。価格は1平方kmあたり200円~。

メッシュ標高データだけでなく3Dマップでも提供される

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