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「安心・信頼・高品質」に本気なNTTスマートコネクト 第3回

サーバーの運用負荷を軽減したいすべてのユーザーにオススメ

Linux苦手な記者が「スマートコネクト マネージドサーバ」を試す

2014年03月05日 10時25分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●曽根田元

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「新プロジェクトで使うWebサーバーの構築と運用を君に任せたい!」と、上司から言われたら、みなさんはどうするだろうか? TECH.ASCII.jpのオオタニがオススメしたいのが、GUIのコントロールパネルからサーバーを構築でき、しかも面倒な運用を任せられる「スマートコネクト マネージドサーバ」である。

ヘビーなWebサーバーの構築や運用をどこに任せるのか?

 Webサーバーの構築や運用は難しい。Webプラットフォームとして主流のLinuxやWebサーバーの知識が必要な上に、運用においても障害対応や監視の仕組みが必要になる。また、インターネットでの攻撃の現状を考えると、適切なフィルタリング設定、脆弱性対策、パッチの適用作業はまったくさぼれない。こうした現状を考えると、自前の運用をあきらめ、コストや使い勝手、運用負荷などを条件にしてレンタルサーバーやVPS(Virtual Private Server)などを選択するのが妥当だ。

 こうした課題に対応するのが、NTTスマートコネクトの「スマートコネクト マネージドサーバ」(以下、マネージドサーバ)である。Webブラウザから簡単にサーバーやネットワークを構築できる上、面倒な運用管理はNTTスマートコネクトにすべて任せることができる。さっそく、サービスの特徴やGUIの使い勝手について、まずは動画でチェックしていただこう。

 マネージドサーバは、リソース変更が容易なVPSと同じ特性を持ちながら、root権限を持つNTTスマートコネクト側が運用管理を担う。これにより、VPSの拡張性とレンタルサーバーの手軽さを両立することが可能になっている。vCPUやメモリにあわせA~Eまで5つのプランが用意されており、100GBのディスク容量、1Gbpsの共用回線、グローバル/プライベートIPアドレスなどが標準提供される。メール送受信時のウイルスチェックや迷惑メールチェック機能、サーバーファイアウォール、別筐体への定期バックアップも標準で提供されるので、申し込んですぐに使えるのがうれしい。Web、メール、DNS、データベースなどのサーバー機能を持つほか、Word PressのようなOSSやサイボウズOfficeなどの商用アプリケーションの追加、オリジナルドメイン名の付与、SSLサーバー証明書など、さまざまなオプションを提供している。

VPSの柔軟性とレンタルサーバーの手軽さを両立

 こうしたマネージドサーバ開発の背景には、NTTスマートコネクトが長年培ってきたサーバー運用の実績があるという。外部のサービスを利用してWebサーバーを構築する場合、前述したとおり、レンタルサーバー(共有/専有)とVPSという大きく2つの選択肢があるが、どちらもメリットとデメリットを持っている。

 レンタルサーバーの場合、申し込んだらすぐに利用できる一方、アクセス状況にあわせて拡張・縮退できないというデメリットがある。一方、VPSの場合、アクセスに合わせてスペックの変更が柔軟な反面、仮想OSレベルで提供されるため、構築・運用に手間がかかるという弱点がある。これらのレンタルサーバーとVPSの長所だけをうまく掛け合わせたのが、マネージドサーバというわけだ。

VPSとレンタルサーバーのいいとこ取りを目指したスマートコネクト マネージドサーバ

 NTTスマートコネクト クラウドビジネス部 マネージャーの平田賀一氏は、「もともと弊社は『スマイルサーバー』というレンタルサーバーを展開していますが、共有サーバーだと他のお客様の影響を受けることがあります。また、アクセスが少ないのに専有サーバーを利用していただいたというお客様もいました。そこで、両者の中間に位置するようなサービスはできないか考えていたのです」と語る。

NTTスマートコネクト クラウドビジネス部 マネージャーの平田賀一氏

 また、NTTスマートコネクト クラウドビジネス部 アシスタントマネージャーの北川彩音氏は、マネージドサーバを運用の容易なVPSと捉える。「専有のレンタルサーバーは使いたいけど、高くて手が出ないというお声もありました。また、VPSだと自由度が高い分、設定や運用が難しくなります。こうした声を受け、弊社が設定や運用を行なうことで、お客様の運用負荷を減らせるマネージドサーバという形になりました」(北川氏)。

NTTスマートコネクト クラウドビジネス部 アシスタントマネージャー 北川彩音氏

 他社のレンタルサーバーやVPSを含め、さまざまなサービスが競合になると思いきや、「レンタルサーバーのような手軽さで、VPSのようにスペックを変えられるサービスって、実は意外とないんです。その点、マネージドサーバは価格的には専用レンタルサーバーと同じ程度ですが、企業での利用を前提とした運用体制が売りになっています」(平田氏)とのこと。長年の運用実績からレンタルサーバーやVPS、そしてクラウドなどの特徴をつかみ、手間をかけずにWebサーバーやメールサーバーの構築・運用を可能にしたサービスとして作ったのが、スマートコネクト マネージドサーバというわけだ。

サーバーやドメイン、アプリケーションの追加も容易

 スマートコネクト マネージドサーバは、Webサーバーを簡単に構築できるのが最大のメリットだ。「VPSの場合、コマンドを叩いて、設定ファイルを直接編集する必要があります。その点、マネージドサーバはわかりやすいGUIでほとんどの設定や操作が行なえます。レンタルサーバーの手軽さをそのまま引き継いでいるんです」(平田氏)とのこと。実際にどれくらい簡単なのか? Linuxが苦手なオオタニがスマートコネクト マネージドサーバのコントロールパネルを試してみた。

 Webブラウザを開き、発行されたユーザー名とパスワードでログインすると、コントロールパネルが開く。契約しているサーバーをクリックすると、サーバー名やプラン名、CPUやメモリ、ディスク容量などの利用状況を確認できる。その他、タブの切り替えでネットワークやドメインの詳細を一覧することが可能だ。アクセス権も、サーバー管理者、ドメイン管理者、一般ユーザーの3つに分けられており、必要な権限で各種メニューにアクセスできる。

マネージドサーバのコントロールパネルのトップページ

 サーバーの追加も実に簡単だ。左のメニューから「サーバ追加」をクリックし、料金を確認した後、前述した5つのプランから1つを選択する。ディスク容量を指定し、「確認」ボタン、「お申し込み」ボタンを押していけば、オンラインでサーバーが作成。数十分後にはサーバーが利用可能になる。ハードウェアを購入し、設置・OSやドライバーのインストールなどにかかる手間と時間を考えると、恐ろしいほど容易な作業だ。ロードバランサーも別途で用意しているほか、利用料の日割り換算可能なので、アクセスの繁忙期にあわせて、サーバーを柔軟に拡張・縮退できる。料金面も、機能面も、実にパブリッククラウド的なサービスと言えよう。

「サーバーの追加」はプランを選択し、ディスク容量を指定。あとは確認ボタンを押すだけ

 サーバーに収容するドメインの追加は、オリジナルのドメイン名か、サブドメイン名かをまず選択。ディスク容量制限やドメイン管理のパスワードを指定すれば、ドメインの作成も完了する。作成したドメイン管理のメニューからは、ユーザーの追加や削除はもちろん、Web、メール、アプリケーション、データベースなどの各種設定を行なえる。

「ドメインの追加」はオリジナルドメイン名、サブドメイン名などを選択するほか、ディスク容量、ドメイン管理、パスワードなどを設定する。さすがパスワードのポリシーは厳しい

「ドメイン管理」のメニューではユーザー、メール、システム、Web、アプリケーション、データベースなどの管理が行なえる

 アプリケーションの追加も容易だ。ドメイン管理に「アプリインストーラ」が用意されておりブログサーバーとして名高い「WordPress」やWebメールクライアントの「SquirrelMail」などが簡単にインストールできる。その他、PHPとMySQLを使ったショッピングカートの「CS-Cart」、MySQLを管理できる「PHPmyAdmin」、Webファイル共有サーバー「ownCloud」、Webフォームを簡単に作れる「TONE」などが登録されているため、必要に応じて追加すればよい。商用アプリケーションとしては、グループウェアの「サイボウズOffice」(サイボウズ)やWebメールの「Active! mail」(トランスウエア)などが用意されている。スマートフォンのアプリ感覚でビジネスアプリケーションが追加できる。

アプリインストーラにはさまざまなアプリケーションがずらり

 さらにスマートフォンやタブレットからの利用もサポートしており、表示が最適化される。しかも、PCのサブセットでなく、すべての設定をスマートフォンやタブレットから行なえる。設定変更はPCで、運用状態の確認はスマートフォンやタブレットでといった感じに使い分けることができるだろう。

iPod Touchからコンパネでサーバー選択

システムモニターもグラフで閲覧可能

左側をフリックするとメニューが表示される

 このようにマネージドサーバのコントロールパネルは、面倒なコマンドや設定ファイルを記述することなく、サーバーの構築・運用が容易に行なえる。また、Webサイトの運用に役立つ「ステージング」や「PHPのバージョン切り替え」などの機能も用意されている。こうした開発者のこだわりについては、以下の特設サイトの記事もご一読いただきたい。

初心者だけじゃなくプロもメリットを感じられる

 使いやすいコントロールパネル、充実した管理サービスなどの特徴を持つマネージドサーバだが、決して初心者だけが対象ではない。平田氏は、「想定しているのは、Webやメールサーバーの運用を大変に感じている方。初心者はもちろんですが、プロであればなおさら、運用負荷の大きさはお気づきのはずです。運用管理は弊社にお任せいただき、情シスや開発の方々には本来やるべき付加価値の高い作業に専念してもらいたいという思いがあります」と語る。

 基幹システムのクラウドに最適な自由度を提供するスマートコネクトVPSに対し、構築の手軽さや運用管理の負荷軽減を実現したスマートコネクト マネージドサーバ。用途に合わせて、じっくり検討したいところだ。14日間の無料お試しで使い勝手をチェックしてみよう。

(提供:NTTスマートコネクト)

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