マイクロソフト・トゥディ 第83回

日本マイクロソフト品川本社移転からの3年間

日本マイクロソフトが明らかにした数字

　日本マイクロソフトでは、品川本社へ移転してから3年間（2013年12月まで）に渡る数々の数字を明らかにした。

　そのいくつかを紹介しよう。

　社員食堂であるOne Microsoft Cafeでの総食事数は59万4220食。社員が積極的に利用していることが分かる。社員食堂のレシピを紹介した「日本マイクロソフトの社員食堂 野菜たっぷりデリレシピ63」（キラジェンヌ刊）も発行され、社食ブームの一翼も担っていたともいえよう。

社員食堂「One Microsoft Cafe」

　また、小中高生および一部大学生を対象にした「職場見学・体験プログラム」では、206校、3061人が参加。1都1道2府35県の合計39都道府県から児童、生徒が訪問したという。

　マイクロソフトが展開する「Windows in the Classroom（マイクロソフト 21世紀の教室）」は、合計126回を開催。3287人の教育関係者が参加したという。

21世紀の教室を体験できる「Windows in the Classroom」（マイクロソフト 21世紀の教室）

　さらに、2012年4月に開設したMTC（マイクロソフト テクノロジー センター）では、1299回のブリーフィングを実施。6116人が来場ししたという。法人ユーザーを対象にしたエグゼクティブ向けワークスタイルセッションは、930回以上を開催し、4800人が参加したという。

　表彰関係も目白押しだ。

　「働きがいのある会社」ランキングでは、2012年に6位、2013年に2位となったほか、第24回日経ニューオフィス賞では、経済産業大臣賞とクリエイティブ・オフィス賞を受賞。第12回テレワーク推進賞では会長賞を受賞。平成25年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰も受けている。

「働きがいのある会社」ランキングでは、2012年に6位、2013年に2位となった

このほかにもさまざまな賞を受賞しており、目白押しという状態だ

広報活動は移転効果絶大

　一方で、広報活動関連でも本社移転効果は絶大だ。

　品川本社で開催したPRイベントは、131回。従来は本社での会見が少なかったが、品川本社では圧倒的に会見の回数が増えた。筆者の場合、会見に単独取材などが絡むと、1週間のほぼ毎日、品川本社を訪れることになったというのも1回や2回ではなかった。

　また、品川本社を紹介したテレビ番組数は20番組以上で、品川本社で撮影協力したテレビドラマは9作品にのぼるという。

　フジテレビ系列の月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」や、TBS系列の日曜劇場「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE？〜」では、主人公やヒロインが勤務する会社のシーンで使われたほか、NHKのテレビ60年記念ドラマ「メイドインジャパン」、テレビ朝日系列の「相棒 season11 最終回2時間スペシャル」、フジテレビ系列の木10ドラマ「ラスト・シンデレラ」、WOWWOWの連続ドラマW「LINK」、テレビ東京系列の「東京トイボックス」および「大東京トイボックス」の撮影でも使用されている。これらのドラマの一部では、Surfaceが利用されるというシーンもみられた。

「リッチマン、プアウーマン」（フジテレビ系）において、撮影に利用された部屋

TBS系列の日曜劇場「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE？〜」では、主人公やヒロインが勤務する会社のシーンで使われた

テレビ東京系列の「東京トイボックス」および「大東京トイボックス」の撮影にも利用され、劇中にSurfaceが登場した

　さらに、品川本社が協力したファッション雑誌の写真撮影数は20回以上となり、先進的なオフィスとしても注目されていることがわかるだろう。

　同社では、本社移転3周年にあわせて、「品川本社オフィスは、名実ともに日本マイクロソフトの情報発信の『顔』となった。将来の日本マイクロソフトを見据えて、変革を推進し、さらに信頼される企業となるべく邁進する」としている。

　本社移転は、「マイクロソフトが日本に根づき、信頼される企業に向けた変革のためのもとになる」としていたが、その言葉通り、品川本社はこの3年間で様々な効果を生み出しているといえそうだ。

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