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いかにして生き残れるモノ=変化できるモノになったのか

“地道さ”が生んだ新しいThinkPad X1 Carbonの“新しさ”

2014年02月19日 12時00分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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中を開けて見せてもらった。バッテリーの占める割合がかなり大きい。前モデルより薄くなった筐体に前モデルと同等の容量を収めるため、薄く広いバッテリーを採用しているのだ

「ちょっと待ってください」と言うと、ものの数分で新しいX1 Carbonを分解してしまった大塚氏。さすがエンジニア!

—— 前モデルと比べると、薄型化も実現していますね。

大塚「ええ。前モデルのX1 Carbonと比べて、数値にして5パーセントは薄くしています。しかもこれは通常モデルと比べてなので、タッチパネル搭載モデルとの比較では9パーセントほど薄くなっています。ちょっと待ってください。今開きますので」

—— さすがに慣れていらっしゃいますね! 9パーセントというと大体1割ですから、持った感じも違うでしょうね。

大塚氏は、外したネジの収納に、清涼菓子のケースを改造したものを利用している

大塚「そうですね。重さも1.36kgから1.28kgと、80gほど軽くなっています。持った印象にも差が出てくる数値です」

—— 具体的にはどうやって薄型化を実現したんですか?

大塚「ボトムケースの前方が前モデルより細くなっているのですが、バッテリー容量は減らしたくなかったのです。なので、バッテリーの面積を広げてその分薄くし、ボードの面積を30パーセントほど小型化しています」

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