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冬の寒さを音楽で吹き飛ばす! スマホ用エレコムイヤフォン2種

スマホ用イヤフォン使い比べ! 大口径有線 or BTワイヤレス

2014年02月25日 11時00分更新

文● 二瓶 朗 撮影●篠原孝志(パシャ)

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鉄板・大安定の有線接続ヘッドホンマイクを試す!

重低音と高解像度を両立させた
ヘッドホンマイク付き有線接続タイプ「EHP-CS3570」

 スマートフォンにイヤフォンを接続して使うシーンは、基本的に屋外が多い。雑踏からイヤフォン内に侵入してくる雑音は少なくないが、やはりそれでもノイズは気になるし、もちろん動画閲覧時の音声の遅延だってないほうがいい。

 そして、ただでさえスマホの駆動時間に気を配らなければならないのに、イヤフォンのバッテリーにまで気を使う必要が出てくるのはちょっと……という人は有線接続タイプのイヤフォン一択。

 今回使ってみたエレコム「EHP-CS3570」シリーズは、“GrandBass System”を採用した、有線タイプのスマートフォン用カナル型ステレオヘッドホンマイクだ。

「EHP-CS3570」シリーズの本体色は「ブラック」と「レッド」の2種。ブラックはグリーンがアクセントカラーとなっている

 まずは製品のウリとなるGrandBass Systemについて。「EHP-CS3570」シリーズは、下図のようにイヤフォン本体内に大口径13.6mmドライバーと2つのチャンバー(空気室)を内蔵、同時にマグネットを前置きにすることで、重低音域から高音域まで幅広く、また力強い音の表現を可能にしているという。

 さらに新形状・新素材の「デプスフィットイヤーキャップ」によって耳とのフィット感、そして密閉性が向上し、結果的に重低音が聴き取りやすくなるという。つまり高解像と重低音を両立させるのがこのGrandBass Systemなのだ。

EHP-CS3570シリーズを形作るGrandBass Systemの図解。大口径13.6㎜ドライバー、独自設計のデュアルチャンバー、前置きマグネット方式の採用、新形状のデプスフィットイヤーキャップ採用が特徴

 ケーブルには、取り回しやすくて絡まりにくいフラットケーブルが採用されている。表裏は本体色とブラックのツートンカラーで、カバンの中に突っ込んでいても見つけやすい。なお、スマホとの接続は、コネクタ部の出っ張りが気になりにくいL字型プラグが採用されている。

 ケーブルのなかほどにはヘッドフォンマイク搭載の操作ボタンを搭載。装着したままスマホで通話できるうえ、楽曲再生機能をリモート操作可能だ。

イヤフォン本体部分。チャンバーからイヤーキャップ部分が突出したような形状となっている

ヘッドフォンマイクを内蔵したリモコンスイッチ部。マイクのほか、音量調整用スライドスイッチ、通話応答とプレーヤーのリモート操作を可能とするボタンが内蔵される。位置的には本体左とケーブル分岐部の中間ぐらい

 遮音性の高いイヤーキャップは、S・M・Lの3サイズが付属。ほかに、ケーブルの長さを調整したり収納したりできるコードキーパー、収納ポーチも付属する。

 音質は全般的に良好。やはり重低音が強化されている印象だが、それでいて幅広い音域がクリアに再現されている。密閉度も高く、騒音の大きい地下鉄車内などでも快適に楽曲を楽しめる。

 フラットケーブルは柔らかめでカバンからの出し入れ時にもつれてイライラ……ということは少ない。ヘッドフォンマイクによる通話も快適。マイクを口元に近づけるようなことをしなくても、通話相手にキチンとクリアな音声が届く。

 ヘッドホンマイク付きのカナル型としてはお手頃な価格(直販サイトにて3297円)。通勤から長旅のお供まで、普段使いのイヤフォンとして活躍することだろう。

イヤーピース3種、コードキーパー、ソフトケースが付属する。ケーブルはツートンカラーのフラット形状。スマホとの接続部分はL字型プラグ

AV機器向けモデルもあり!

 「EHP-CS3570シリーズ」からヘッドフォンマイク部分を省略した、ポータブルAV機器向けモデル「EHP-CA3570シリーズ」も用意されている。こちらのカラーラインナップは「ブラック」「レッド」「シルバー」の3種。マイク以外の基本機能は同一だ。

左からEHP-CA3570BK(ブラック)、EHP-CA3570RD(レッド)、EHP-CA3570SV(シルバー)、各4420円(税込)

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