CP+2014に合わせて春のデジカメ最新機種を最速チェック!!
第2回
キヤノン or ニコン!? デジイチ新製品を比較する!
2014年02月12日 14時00分更新
文● 周防克弥
キヤノン以外のコンパクトデジタルカメラも続々登場!
ここまでキヤノンのコンパクトデジタルカメラを詳しく紹介したが、キヤノン以外のメーカーからも、年明けからこれまでにかなりの数のコンデジが発表されている。ここで一気にまとめて紹介するので、CP+2014の会場でぜひ触ってみてほしい。
F値が明るい画質重視のデジカメたち
カシオ計算機の「EX-100」(3月下旬発売予定、予想実売価格は9万円前後)は、35mm版換算で約28~300mmの光学10.7倍ズームレンズを採用。ズーム全域で開放F値はF2.8と明るい。1/1.7型(約1210万画素)の撮像素子を採用し、2つの項目の組み合わせで合計9枚のブラケット撮影ができる「2軸ブラケティング」など、画作りに重点を置いたコンデジに仕上がっている
ニコン「COOLPIX P340」(2月27日発売予定、予想実売価格は4万5000円前後)は1/1.7型裏面照射型センサー(有効約1219万画素)を採用。広角側での開放F値がF1.8と明るく、35mm版換算で約24~120mmまでの光学5倍ズームを採用する
富士フイルムの「FUJIFILM X100S」は昨年2月に発売されたプレミアムコンパクトだが、そのブラックモデルが2月22日に1000台限定で発売される(予想実売価格14万円前後)。F2.0の明るい単焦点レンズにAPS-Cサイズの「X-Trans CMOS II」センサー(有効1630万画素)の組み合わせは従来通りだ
光学10倍超のズームレンズを搭載するデジカメたち
ニコンの「COOLPIX P600」(2月27日発売予定、予想実売価格は5万5000円前後)は35mm版換算で24~1440mmまでの光学60倍ズームレンズを採用。COOLPIXシリーズでは初のEDレンズ(特殊低分散ガラス)を搭載し、高解像度な画像を記録できる。撮像素子は1/2.3型(1605万画素)の裏面照射型センサーを採用する
富士フイルムの 「FinePix S1」(2月22日発売予定、予想実売価格は4万8000円前後)は35mm判換算で24~1200mmまでの光学50倍ズームレンズを採用。開放F値がF2.8と明るいのが特徴だ。5軸の手ブレ補正を採用するほか、ボディーは防塵・防滴仕様。撮像素子には1/2.3型CMOSセンサー(有効1640万画素)を採用する
富士フイルムの「FinePix S9400W」(発売中、実売価格は3万5000円前後)も35mm判換算で24~1200mmまでの光学50倍ズームレンズを採用するデジカメ。開放F値はF2.9で、5軸の手ブレ補正を採用するが、ボディーは防塵・防滴ではない。撮像処理は1/2.3型CMOSセンサー(1620万画素)となる
パナソニックの「LUMIX DMC-TZ60」(2月13日発売予定、予想実売価格は4万8000円前後)はLUMIXシリーズのフラッグシップモデル。35mm版換算で約24~720mまでの光学30倍ズームレンズに、1/2.3型(1810万画素)の撮像素子を採用する。コンデジながらも約20万画素のEVFを内蔵している
富士フイルムの「FinePix S8600」(2月22日発売予定、実売価格は2万8000円前後)は薄さ約65mmというボディーに35mm判換算で25~900mmまでの光学36倍ズームレンズを内蔵。撮像素子には1/2.3型CCDセンサー(有効1600万画素)を採用。電源として単3形電池を使用できるのも特徴だ
ニコン「COOLPIX S9700」(2月27日発売予定、予想実売価格は4万3000円前後)は、35mm版換算で25~750mmの光学30倍ズームレンズを搭載しながら、34.5mmという薄いボディーが特徴。撮像素子には有効1605万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用する。約0.15秒で合焦するという高速AFも特徴だ
富士フイルムの「FinePix F1000EXR」(発売中、実売価格は3万円前後)は35mm判換算で25~500mmの光学20倍ズームレンズを搭載。同社独自の1/2型「EXR CMOS II」(有効1600万画素)と画像処理エンジン「EXR プロセッサーII」の組み合わせにより、0.05秒という高速なAF速度を実現。起動時間や撮影間隔などのレスポンスも高速だ
パナソニック「LUMIX DMC-SZ8」(3月13日発売予定、予想実売価格は2万2000円前後)はコンパクトなエントリーモデルながら、35mm版換算で24~288mmの光学12倍ズームレンズを搭載。撮像素子には1/2.33型(1600万画素)のCCDセンサーを採用する。「おまかせiA」モードでシーンに最適な設定をカメラが自動的にしてくれるほか、15種類のクリエイティブコントロールにより、エフェクト効果のある写真を記録可能だ
ニコン「COOLPIX S6800」(2月13日発売予定、予想実売価格は2万8000円前後)は使い勝手重視のコンパクトモデル。有効画素数約1602万画素、35mm版換算で25~300mmまでの光学12倍ズームレンズを採用。手ブレ補正機能は4軸で、12種類のメイクアップ機能やフルHDの動画機能にWi-Fi内蔵など、機能は充実している
パナソニック「LUMIX DMC-TZ55」(3月13日発売予定、予想実売価格は3万5000円前後)は35mm版換算で24~480mmの光学20倍ズームを採用。撮像素子は1/2.33型(1600万画素)で、3連写する自撮りモードや3段階の調整が可能な美肌モードも搭載。自分撮り可能な180度チルトする液晶モニターを装備する
スキーやスノボで便利! 防水・耐衝撃デジカメ
リコーの「WG-20」(2月下旬発売予定、予想実売価格は2万3000円前後)は水深10m防水や高さ1.5mからの耐落下衝撃性能、マイナス10度までの耐寒構造を備えたコンデジ。被写体に1cmまで寄って拡大撮影ができる「デジタル顕微鏡モード」を搭載。撮像素子は1/2.3型CCDセンサー(1400万画素)で光学5倍ズームレンズを内蔵する
リコーの「WG-4」(3月中旬発売予定、予想実売価格は3万3000円前後)は水深14mまでの防水性能を持つコンデジ。高さ2mからの耐落下衝撃性能とマイナス10度の耐寒性能も備える。撮像素子は1/2.3型CMOSセンサー(約1600万画素)で、光学4倍ズームレンズを内蔵。GPSや気圧・高度計、方位計などを内蔵する「WG-4 GPS」(予想実売価格は3万8000円前後)も同時期に発売予定
ニコン「COOLPIX AW120」(2月27日発売予定、予想実売価格は4万3000円前後)は水深18mまでの防水性能に、高さ2mまでの耐衝撃、マイナス10度までの耐寒性能を持つ。広角24mm(35mm判換算)からの光学5倍ズームは、開放F値がF2.8と明るく、レンズ前中央から約1cmまで寄れるマクロ撮影も可能。撮像素子は1605万画素 の裏面照射型CMOSセンサーとなっている
ニコン「COOLPIX S32」(2月27日発売予定、予想実売価格は1万6000円前後)は水深約10mまでの防水性能と高さ1.5mまでの耐衝撃性、マイナス10度までの耐寒性能を備えたエントリー向けデジカメ。光学3倍ズームレンズを搭載し、撮像素子には有効1317万画素のCMOSセンサーを採用する
富士フイルムの「FinePix XP70」(2月22日発売予定、予想実売価格は2万円前後)は水深約10mまでの防水性能と高さ1.5mまでの耐衝撃性、マイナス10度までの耐寒性能を備える。光学5倍ズームレンズを内蔵し、焦点距離を28mmに固定することでワイドで臨場感のある映像を撮影できる「アクションカメラモード」を利用できる。撮像素子は1/2.3型CMOS センサー(有効1640万画素)となる
エントリーモデルも充実のニコン
ニコン「COOLPIX S3600」(発売中、実売価格は1万7000円前後)は35mm版換算で25~200mm相当の光学8倍ズームを内蔵。12種類のメイクアップエフェクトや12種類のスペシャルエフェクトなど、気軽に撮って遊べる機能が揃っている。撮像素子は2005万画素のCCDセンサーとなる
ニコン「COOLPIX L30」(発売中、実売価格は1万3000円前後)は気軽に扱えるエントリーモデル。電源に単三型電池を使用できる。35mm版換算で26~130mmの光学5倍ズームを採用。8種類のメイクアップ機能やカメラを向けるだけで適切な撮影モードになる「らくらくオート撮影」モードを搭載。撮像素子はS3600と同じく2005万画素のCCDセンサーだ