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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第341回

ぼけ感がたまらない!? フルサイズデジカメで撮る猫

2014年02月07日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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カメラを向けたらふわーっとあくびしたので、大口開いた瞬間を狙って撮ってみた。猫はこういうときよくあくびするのだ(2013年12月 ニコン Df)
カメラを向けたらふわーっとあくびしたので、大口開いた瞬間を狙って撮ってみた。猫はこういうときよくあくびするのだ(2013年12月 ニコン Df)

 デジカメの選び方にはいろんな基準があって、レンズ交換式がいい人もいれば一体型がいい人もいるし、望遠重視の人もいれば携帯性重視の人もいる。

 で、もし「画質番長」なカメラがほしいなら、やっぱ「フルサイズセンサー」である。一般論として、撮像素子がデカければデカい方が画質はいい。具体的にいうと、背景がよくぼける、高感度に強い、ダイナミックレンジが広くて階調が豊か、などの差が出やすいのだ。

 というわけで、フルサイズセンサーのカメラで撮ったうちの猫の写真を集めてみた。コンパクトではソニーの「DSC-RX1」。一眼レフはニコンの「D600」と「Df」。

 基本は2つ。1つはできるだけ明るいレンズを使うこととフラッシュは焚かないこと。猫を撮るときフラッシュを焚かないのは基本。ただ、室内だと暗くて手ブレや被写体ブレしやすい。その分、ISO感度を上げて対応するのだ。

 ISO感度を上げると画質が落ちるけれども、フルサイズセンサーは高感度に強いのでガシガシと上げていいのである(たぶん)。

 まずはRX1。正直、はじめてRX1で撮ったとき、「え、こんな小さなボディーでこんなきれいな絵が撮れるのか!」とびっくりしましたもの。

ポーズも面白いけど、かふかのお腹の毛のやわらかそうな感じはなかなかの描写力。欲しいけどおいそれとは買えないカメラの筆頭ですな(2012年12月 ソニー DSC-RX1)
ポーズも面白いけど、かふかのお腹の毛のやわらかそうな感じはなかなかの描写力。欲しいけどおいそれとは買えないカメラの筆頭ですな(2012年12月 ソニー DSC-RX1)

 こんな感じ。私が「かふか」を捕まえてぼわんと手を広げたところを撮ってもらった。シャッターを押したのは私じゃないけど、面白い絵になったので披露。

 RX1でもう1枚。うちの「大五郎」があくびした瞬間を。背景が思いっきりぼけてほわんとなってるのがわかるかと思う。

 RX1はF2.0という明るいレンズを搭載しているので、シャッタースピードを上げやすいのだ。白い猫を明るく撮るにはプラス1くらいの露出補正をかけるのがお勧め。

12歳になる大五郎の歯のないあくび。フルサイズセンサーカメラで絞り開放で撮ると、あまり見せたくない寝室でも大きくぼけるから平気、という副次的効果も(2012年11月)
12歳になる大五郎の歯のないあくび。フルサイズセンサーカメラで絞り開放で撮ると、あまり見せたくない寝室でも大きくぼけるから平気、という副次的効果も(2012年11月)

 ちなみに、なんとなく口元が頼りなさげなのは、歯がないから。実は歯が全部抜けちゃっております。おじいさん状態です。こういう大きなボケを見ると、フルサイズセンサーっていいなと。

 フルサイズセンサーは大きくぼける。

 逆にいえば、大きくぼけるってことはその分ピントの合う範囲が狭い=ピントがシビア=ピント位置がずれやすい、わけで難易度は上がります。

 特に猫の顔を大きく撮りたいときは、鼻にピントを合わせると目がぼけるし、目にピントを合わせると耳や鼻がぼけるしという具合で、困ったら「目」に合わせるべし。

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