現代プロジェクターの基礎知識 第2弾!
大画面3D立体視をプロジェクターで楽しもう
AV評論家の鳥居一豊氏の新居で催された昨年末のプロジェクター基礎知識講座の結果、それぞれの悩みが解消した2人の編集部員は喜び勇んで、新プロジェクター購入資金確保に奔走中だ。
そんな浮かれた2人に触発されたのか、今度は編集ニシマキが鳥居氏に相談をしたがっている様子。どうやらプロジェクターでの3D立体視が気になるようだ。そこで今回はプロジェクターの基礎知識第2弾として、3D機能解説編を開催しよう!
初プロジェクターは何を買えばいいのやら……
2014年も悩める編集者が現われた
―― さっそくですが、前回の僕らの話を聞いた西牧君が、『自分も鳥居さんにプロジェクターの相談がしたい!』というので、再び押し掛けてしまいました。
鳥居 「プロジェクターならば案外低コストで100インチ級の大画面が実現できるとわかって興味を持ってくれた人が現われたというのはいいニュースですね」
西牧 「よろしくお願いします。写真では見ていたけれど凄い部屋ですね~」
鳥居 「いらっしゃいませ。我が家にも新兵器が導入されたので、まずはちょっと最新プロジェクターの魅力を体験してもらいましょう。ただの自慢なんですけどね」
―― プロジェクターが変わっていますね? ひょっとして……!?
鳥居 「そう、待望の4Kプロジェクターです。今までは知人の借り物でしたが、ようやく自前のプロジェクターになったわけです」
西牧 「うおお! 普通の家の中に120インチの大画面があるだけでびっくりなのに、めちゃくちゃ高精細ですよ。同じ映画とは思えないくらい迫力が違う!」
鳥居 「4Kの高精細も大きな魅力ですが、最新プロジェクターの高輝度と高コントラストが映像の迫力や臨場感を大きく高めるということを、僕自身もあらためて実感しましたね」
西牧 「いきなり凄いものを見たというのもありますが、実際に体験するとプロジェクターの映像って、テレビの映像を見慣れた人でもまったく違和感がないですね」
―― スクリーンの裏側に120インチの4Kテレビが埋め込まれていると言われたらそのまま信じちゃいそう。
西牧 「でも、さすがに4Kプロジェクターは手が出ないですよ」
鳥居 「4Kプロジェクターはまだ高価な製品しかありませんが、いずれはもっと身近な価格のモデルが登場することにも期待したいですね」
西牧 「僕は3D映画が大好きなので、自宅でも映画館のような3D上映をしたいのが第一の目的ですね。とはいえ、大画面薄型テレビを買えるほど僕の懐は暖かくないわけで……」
鳥居 「それで3Dプロジェクターというわけですね。プロジェクターなら身近な価格のモデルでも3D対応は当たり前となっているので導入はしやすいですね」
西牧 「問題は、今見たような高精細で迫力のある映像が楽しめるのかということです。僕の予算はおよそ10万円+紙スクリーン代がやっとなんですよ」
鳥居 「その点はご心配なく。高輝度で高コントラストが特徴のDLPプロジェクターなら、大画面でもかなり見応えのある映像が楽しめますよ」