米メディアのVG247が先週、「Amazon’s Android console to launch this year priced below $300(アマゾンが今年中に発売するアンドロイド搭載ゲーム機の価格は300ドルを下回る)」と題した記事を掲載し、話題を集めたが、これはいっそう現実味を帯びてきた。
米メディアのテッククランチ(TechCrunch)が現地時間5日に報じた内容によると、米アマゾンは米ゲーム企業のダブル・へリックス(Double Helix)の買収に動いており、来週中にも正式発表される見込み。これにより、米アマゾンが今後数カ月以内に家庭用ゲーム機(コンソール)を発売するというのだ。
両報道をまとめると、米アマゾンが年内に発売するのは300ドルを下回る家庭用ゲーム機。アンドロイドOSを搭載し、ゲームだけでなく映画や音楽、テレビをはじめ、インターネット上のエンターテインメントコンテンツも楽しめる機器になる。ソニーのプレイステーション(PlayStation)やマイクロソフトのエックスボックス(Xbox)、任天堂のウィー(Wii)などに対抗する製品だ。
携帯ゲーム機やスマホのゲームアプリにやや押され気味の家庭用ゲーム機だが、昨年はソニーのPS4やマイクロソフトのエックスボックスワン(Xbox One)といった次世代モデルが発売されたほか、任天堂もウィー・ユー(Wii U)のシェア拡大に力を入れている。さらにアマゾンが参入すると、2014年の家庭用ゲーム機市場は厳しい競争が繰り広げられるとともに、市場が大いに活性化しそうだ。