このページの本文へ

今が狙い目!? 新製品登場前のお買い得デジタル製品 第3回

Office付きWinタブも5万円前後!  PCのお買い得製品

2014年01月30日 12時00分更新

文● 正田拓也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

5万円以下でも信頼性が高く、拡張もしやすい
デスクトップのおすすめはHP「Pavilion 500-240jp」

「HP Pavilion 500-240jp」と付属キーボードとマウス。ワイヤレスタイプに無料アップグレードできるキャンペーンが実施されているときもある

「HP Pavilion 500-240jp」と付属キーボードとマウス。ワイヤレスタイプに無料アップグレードできるキャンペーンが実施されているときもある

 PC選びと言えばノートPC中心という人が多い現在でも、やっぱりデスクトップPCがほしいという人も多い。

 その理由は自分でパーツを増設しやすく、手持ちパーツを組み合わせて使ったりすることも簡単だからだ。HDDを2台搭載してデータ保存容量を増やしたり、ビデオカード装着でより高い描画性能を求めたりということも簡単にできる。

 高解像度モニターを複数使うような場合も、デスクトップPCでないと対応できないことが多い。

 以前であれば、こういう用途は自作PCが主だったが、自作の手間をかけたくない人や、自作経験者でも不具合の対処に懲りてしまって完成品を求めるという流れがあるようだ。

 また、コスト的にも自作とたいして変わらないか、場合によっては安くなるということもある。

 ということで、自作PCに近い自由な増設ができ、基本構成なら低価格、その上で信頼性もありそうなデスクトップPCというと、HPの「Pavilion 500-240jp」がおすすめだ。

前面には、USB 3.0とオーディオ入出力、メモリーカードリーダーを装備

前面には、USB 3.0とオーディオ入出力、メモリーカードリーダーを装備

 CPUにはデュアルコアのCore i3-4130(3.40GHz)を採用し、4GBメモリー、500GB HDDを搭載したもっとも基本的な構成で4万9980円。OS(Windows 8.1)とキーボード、マウスの価格まで考慮すれば自作とほぼ同等という構成だ。

 ほかのメーカーでも同等の製品はあるが、HPの利点はPCの法人向けを多く手掛ける大手メーカーの1つであることと、「Made in Tokyo」を強調しているとおり、最終的なパーツの組み付けと出荷検査を日本で行なっていることだ。基本構成状態できちんと動いてくれることを保証している点は自作PCにはないメリットと言える。

完成品はジャストサイズのケーブルを採用しているため、一般的な自作PCよりも内部はすっきり。メモリースロットが2本だけなのは残念

本体内部。ジャストサイズのケーブルを採用しているため、一般的な自作PCよりも内部はすっきり。メモリースロットが2本だけなのは残念

上部に2.5インチを1台、下部に3.5インチまたは2.5インチを1台搭載することが可能。写真では3.5インチHDDを1台縦置きで搭載している

上部に2.5インチを1台、下部に3.5インチまたは2.5インチを1台搭載することが可能。写真では3.5インチHDDを1台縦置きで搭載している

 増設前提でPavilion 500-240jpを見た場合、内部は非常にすっきりとした構造になっている。ジャストサイズのケーブルを使用しているため、自作PCではありがちな余計な長さの電源ケーブルがケース内でとぐろを巻いていることもない。

撮影した機材は、ビデオカードとTVチューナーカードを搭載しているため、基本構成よりも豪華。内蔵グラフィックーのコネクタは使わないためフタがしてある

撮影した機材は、ビデオカードとTVチューナーカードを搭載しているため、基本構成よりも豪華。内蔵グラフィックのコネクターは使わないためフタがしてある

 HDDは最近の事情に合わせてあるのか、2.5インチタイプがブラケットなしで取り付け可能となっており、SSDとHDDという構成でも内蔵しやすい。HDDの固定はツールレスではなくビス止めが必用だが、HDDの放熱という点ではこちらが有利だ。

 HPのデスクトップPCは、旧コンパック時代から伝統のヘクスローブ(トルクス)のネジを使っている。きちんとした工具を使えばプラスネジに比べ、ケースの中でネジを落としてショートさせるという事故が減るほか、ネジの頭をなめて金属粉を発生させることもない。

 PCは信頼性第一、という点で有利な構造となっている点も評価したい。なお、ヘクスローブドライバーがなくてもマイナスドライバーでも回せるため、手持ちの工具だけで増設作業をすることも可能だ。

 ただ、ひとつ残念なのは、マザーボードのメモリースロットが2つしかない点。最少構成では4GBが1枚だが、最大容量は4GBを使わないで別途8GBを2枚挿す16GBまでとなる。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン