調査会社ニールセンでは、スマホ向けアプリの利用状況やサイトの訪問状況を数値化した「Mobile NetView」をスマホ視聴率として提供している。2013年12月時点の調査によると、スマホ利用者の78%がゲームアプリを利用したことがあり、利用時間は1日平均16分間となった。
次に、スマホからインターネットを利用した時間をカテゴリ別にし、世代間で比較した場合、18~34歳は平均して1日に1時間41分利用し、SNSが29%、その他のコミュニケーションが13%、ゲームが12%。一方、35~49歳では利用時時間が1時間12分で、ゲームが20%、SNSが15%、その他のコミュニケーションが10%だった。
18~34歳は、高校生までにインターネットが普及し、オンライサービスに慣れ親しんでいる世代。35~49歳は、小学生~高校生の頃にファミコンが発売された世代。オンライン世代はネット経由でコミュニケーションに積極的で、スマホゲームに熱中しているのはファミコン世代であることがわかった。ゲームアプリの開発や広告宣伝、マーケティングなどには、「ファミコン世代×スマホゲーム」という意外な組み合わせに向けた施策が有効なのかもしれない。