2万円から買えるけど画質はあなどれない!
ミラーレス一眼は「Nikon1 S1」
人気のミラーレス一眼からは「Nikon1 S1」がおすすめ。発売は2013年の2月で、最安値ベースでは標準ズームキットが2万円台前半から、望遠ズームの付属するダブルズームキットも約3万円台前半から購入可能。ボディーのみなら2万円前後となっている。
S1はNikon 1シリーズの中ではエントリーモデルに相当し、有効画素数は約1011万画素。撮影モードは「マニュアル」をはじめ、ひと通りのオート機能も持っている。
エフェクト系の撮影機能や背面液晶で効果を確認しながら好みの画作りを行なえるライブコントロール機能など、最初はフルオート状態から使いはじめて、徐々にマニュアル的な操作へとステップアップしていく、という使い方にも応えてくれるカメラだ。
ミラーレスといえばマイクロフォーサーズやAPS-Cサイズ、果てはフルサイズと、大きな素子面積が特徴ともいえるが、Nikon 1シリーズの素子サイズは1型で、コンデジに採用されている程度のもの。
しかし、その性能は他社の大きな素子サイズのミラーレスに劣るものではなく、普通に写真を楽しむなら十分な性能を持っている。撮像素子サイズが小さい分、背景をぼかしにくいという欠点もあるが、むしろ絞りを絞らなくても十分な被写界深度を得られるのが大きな特徴だ。
背景をぼかすようなシチュエーションでは大抵の場合、被写体に近寄って撮影することが多い。近づけば近づくほど被写界深度は浅くなっていくので、素子サイズが小さい1型でも背景をぼかして撮影することが可能だ。
むしろ、十分な光量が得られず、絞りを開けなくてはいけない状態では、素子サイズの大きなデジカメでは一点にしかピントが合わず、ちゃんとピントの合った状態にしたくてもできない事がある。
本機のように素子サイズの小さなデジカメなら、同じ絞り値でも十分な被写界深度を得ることができる。背景をぼかすことは工夫でなんとかなるが、ピントを合わせるのは工夫だけでは無理な場合が多い。何が何でも一点ピントで前後ボケボケがすべて、というのでなければ1型のセンサーサイズは汎用性が高い。
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