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従来の凸版書体の特徴を活かしつつ透過光環境でも美しく

凸版印刷、電子書籍でも読みやすいオリジナル新書体「凸版文久体」提供開始

2014年01月27日 17時13分更新

文● 行正和義

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  • 本文印刷
言語表現の芸術である文芸をはじめ、さまざまなジャンルで創られる文字による情報表現の担い手として、永くその活動に携わって行きたいという想いが込めらて「文久体」と名付けられた

 凸版印刷は、電子書籍向けの新書体「凸版文久体(とっぱんぶんきゅうたい)」を開発、第一弾として本文用明朝体「凸版文久明朝 R」を2月上旬より提供を開始する。

従来の凸版明朝(左)と凸版文久明朝 R(右)、文字バランスを調整しているほか、スクリーンでも可読性が低下しないように起筆・終筆などを太くしている

 新書体は電子ブックリーダやタブレット、スマホなどのデバイスで読みやすいように工夫された新書体デザインを採用する。現在のデジタルフォント「凸版明朝体」「凸版ゴチック体」にも多大な影響を及ぼした「築地体」は、平明単純で誰にでも書けそうな書体を理念に、ペンで書いたようなモダンなデザインを特徴としていた。

 凸版文久体は、築地体を源流にしつつも透過光ディスプレイで表示した際にも起筆/終筆/横画といった細い箇所がバックライトに埋没しないように太く設定している。漢字はやや硬質で主張をはっきりとした印象にし、小さなサイズで表示してもつぶれにくく可読性を高めている。かなは凸版書体の特徴を踏襲し、字面は2~3%大きくして明朗おおらかな印象に、アルファベットは和文と親和性を高めたやや硬質ながらシンプルなエレメントで構成することでスクリーンで映えるように、全体的に文字が持っている大きさや傾き、形などを揃えすぎず抑揚をつけることで、人間が文章を読む際の息遣いやリズム感を演出しているという。

 フォントフォーマットはOpenType、文字セットはAdobe-Japan1-6(2万3058文字)/JIS2004準拠、IVS対応。対応OSはMac OS X 10.4以降、日本語版/Windows Vista/7/8日本語版で、使用許諾ライセンスおよび凸版印刷が展開するコンテンツサービスの基盤して提供される。

 同社では、「凸版文久明朝 R」に続いて本文用のゴシック体、見出し用の文字などの開発を推進して2016年春までに計5書体の提供開始を目指し、ライセンス提供だけでなく同社が展開するさまざまな電子出版・コンテンツサービスに利用してゆくという。

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