レノボ・ジャパンは1月28日、ThinkPadシリーズの新製品を発表した。年明けに米国で開催されたInternational CES 2014で発表された「ThinkPad 8」「新しいThinkPad X1 Carbon」などを含む。販売開始は、新しいThinkPad X1 Carbonと「ThinkPad Yoga」が先行し1月29日から。ThinkPad 8は1月31日からとなる。
注目度高まる8型タブレットがついにThinkPadブランドで登場
ThinkPad 8は、製品担当者が「8型では最強のタブレットが出せると言ってもいい」とするほどの自信作。競合よりワンランク上のAtom Z3770を選択できるほか、フルHDより大きなWUXGA(1920×1200ドット)IPS液晶パネルを採用する。一方でディスプレーのベゼル幅(額縁)は狭くし、幅に関してはMiix 2 8とそれほど変わらない。高解像度化などを踏まえ、バッテリー容量は増やしたため重さは約430gと、300g台が主流の現状よりは重いが、東芝の「dynabook Tab」など高機能路線の8型タブレットとしては標準的だ。
ストレージは64GBまたは128GBのフラッシュメモリー(eMMC接続)を選択可能。Officeに関してはOffice Personal 2013搭載モデルと、Office Home and Business 2013搭載モデルが選べる。旭硝子製の強化ガラスDragontrailを採用して堅牢製を高めたほか、マイクロHDMI、Micro-USB 3.0、microSDカードスロットなど拡張性にも十分配慮した内容となっている。
OSはWindows 8.1/8.1 Pro(32bit版)、メモリー容量は2GB。
機能面での特徴としては、別売の「クイックショットカバー」と組み合わせた、カメラの使いやすさがある。角の部分をめくり、カメラを露出するだけで、自動的にカメラアプリが起動する。タブレット使用時にすぐ撮影したいというシチュエーションでも威力を発揮する。
キーボードに関しては既存の「ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード」「ThinkPad Tablet 2 Bluetooth キーボード」などを純正オプションとしてサポート。ほかに今春発売予定の「ThinkPad 8 プロテクター」や近日発売の「Micro HDMI - VGAアダプター」(マイクロHDMIをアナログRGB出力に変換)などを用意している。
ThinkPad 8の構成例 | ||
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製品名 | ThinkPad 8 | |
直販価格 | 7万2450円 | 5万7750円 |
OS | Windows 8.1 Pro(32bit) | Windows 8.1(32bit) |
CPU | Atom Z3770(1.46GHz) | |
メモリー | 2GB | |
ストレージ | 128GB | 64GB |
液晶 | 8.3型IPS液晶(1920x1200ドット) LEDバックライト、10点タッチ対応 |
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I/O | Micro HDMI、Micro-USB 3.0、microSDカードスロットほか | |
無線通信 | IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 | |
内蔵カメラ | 前面: 200万画素、背面: 800万画素 | |
本体サイズ(W×D×H) | 約224.3×132×8.8mm | |
重量 | 約430g | |
バッテリー駆動時間 | 約8時間(WiFi使用時) | |
Office | ──(選択可能) | Microsoft Office Home and Business 2013 |
訂正とお詫び:CPUのスペックに誤りがありました。(1月28日)
訂正とお詫び:最新情報を踏まえ、価格とスペックを修正しました。(2月3日)