このページの本文へ

Microsoft Bing、検索のSSL暗号化を実施へ、ユーザーが任意に選択可

2014年01月23日 09時00分更新

記事提供:SEMリサーチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

米Microsoftの検索エンジン・Bning が検索利用者のプライバシー保護を目的に、検索のSSLによる暗号化を実施する。httpS://www.bing.com にアクセスすることで利用可能。

Bing も検索暗号化・SSLを実施へ ユーザーが任意に選択可能

Google、Yahoo! は標準で全検索利用者の検索を暗号化するが、現時点で Bing は利用者側が暗号化を選択できる。httpS により暗号化された場合、参照元データはクリック先ページのウェブ解析ツールに渡らなくなる。

Google は検索クエリを "Not Provided" として保護する一方、Googleからの来訪者であることは判別できるように処理している。対する Bing は、検索クエリはもちろん、bing.com からの来訪者であることすらデータを渡さないため、Web解析ツール上は Direct (直接訪問)扱いになる。

米Microsoft広報担当はSearch Engine Landの取材に対し同社は検索エンジンマーケティングのコミュニティの存在は念頭にあり、利用者のプライバシー保護とセキュリティ上の懸念とのバランスを模索しているとコメントしている。

Bingを採用する米Yahoo!も検索の暗号化実施を表明し、検索キーワード及び来訪元ドメインのデータも非開示としており、自然検索結果の来訪者分析がますます困難となる点でマーケターにとって頭の痛い問題だ。

Bing Begins Supporting Separately SSL Search Site; No Referrers Pass
http://searchengineland.com/bing-begins-supporting-ssl-search-query-data-does-not-pass-not-provided-181579

cf.
米Yahoo!、検索のSSL暗号化へ - yahoo.comからの来訪者を判別不能に

Google、全検索ユーザーの検索暗号化を実施

Web Professionalトップへ

WebProfessional 新着記事