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T教授の「戦略的衝動買い」 第278回

驚愕の時間表示法! DAYTONA似の「DIGITONA」を衝動買い

2014年01月22日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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市場には意外と少ない全体がイエローの腕時計「DIGITONA」を衝動買い!

市場には意外と少ない全体がイエローの腕時計「DIGITONA」を衝動買い!

 昨今はスマートフォンの基本機能の1つとして飲み込まれてしまった感のある腕時計だが、どっこい少し大人な世界ではまだまだ人気は衰えておらず、さまざまな新商品が企画開発、発売されているようだ。

 そしてウルトラデフレの世の中ゆえ、腕時計市場の99%は“コスパでメジャー”な廉価版腕時計の独壇場となっているありさまだ。わずか残りの1%の極めて少数の市場を世界中のブランド腕時計各社が超高額かつユニークな商品で分けあっているイメージだ。

 従来からある外観上の差異である、アナログ腕時計とデジタル腕時計という区分以外に、昨今は明確に目的別、ターゲット別の腕時計の市場構成が読み取れる。

“オチャラケジョーク系”の腕時計は昨今の1つのトレンドだ。比較的安価で話題作りにはもってこいの腕時計が多い

“オチャラケジョーク系”の腕時計は昨今の1つのトレンドだ。比較的安価で話題作りにはもってこいの腕時計が多い

ちょっとこだわりのある人向けの“デザインコンシャス系”腕時計も多い。ブラウンなどの伝統系企業以外にも、個人デザイナーの参入やコラボ商品が多いカテゴリーだ

ちょっとこだわりのある人向けの“デザインコンシャス系”腕時計も多い。ブラウンなどの伝統系企業以外にも、個人デザイナーの参入やコラボ商品が多いカテゴリーだ

“伝統的真面目系”の腕時計。セイコーやシチズンをはじめ、機能最優先で腕時計の基本を外れない誠実なモデルだ。冠婚葬祭にもピッタリな反面、これ1つでは不満が出てくる可能性もある

“伝統的真面目系”の腕時計。セイコーやシチズンをはじめ、機能最優先で腕時計の基本を外れない誠実なモデルだ。冠婚葬祭にもピッタリな反面、これ1つでは不満が出てくる可能性もある

50年代~70年代後半がピークの“なんちゃってクラシック系”腕時計。基本テクノロジーも多岐にわたる。多少メンテに費用がかかるが、持っている嬉しさを実感できるモデル

50年代~70年代後半がピークの“なんちゃってクラシック系”腕時計。基本テクノロジーも多岐にわたる。多少メンテに費用がかかるが、持っている嬉しさを実感できるモデル

アナデジ、デジアナ、とかいろいろ呼ばれる“ハイブリッド系”モデル。デジタルが登場した頃から急に脚光を浴びだした。視認性より複雑さやインパクトに主眼をおいた商品も多い

アナデジ、デジアナ、とかいろいろ呼ばれる“ハイブリッド系”モデル。デジタルが登場した頃から急に脚光を浴びだした。視認性より複雑さやインパクトに主眼をおいた商品も多い

腕時計の世界でも比較的多い“ギミック系”。チープなギミックから高機能なギミックまで幅広くあり。話題性には事欠かない

腕時計の世界でも比較的多い“ギミック系”。チープなギミックから高機能なギミックまで幅広くあり。話題性には事欠かない

ストリート系やスポーツ系には人気の“タフ系”。オリジナリティがありそうで、実はどのモデルも比較的よく似ていて、本当はそれほど個性的ではないモデル

ストリート系やスポーツ系には人気の“タフ系”。オリジナリティがありそうで、実はどのモデルも比較的よく似ていて、本当はそれほど個性的ではないモデル

混みいった誕生秘話やテクノロジー的な秘密がある“ウンチク垂れ系”。クラシック系などとも多少かぶるケースも多い。欧州系のブランドを代表する腕時計にも多い

混みいった誕生秘話やテクノロジー的な秘密がある“ウンチク垂れ系”。クラシック系などとも多少かぶるケースも多い。欧州系のブランドを代表する腕時計にも多い

 オチャラケジョーク系やデザインコンシャス系、伝統的真面目系、なんちゃってクラシック系、デジアナ・ハイブリッド系、ギミック系、タフ系、ウンチク垂れ系、そして昨今、脚光を浴びはじめたスマートウォッチ系などが筆者の身勝手な分類だ。

 どれか1つのジャンル(系)にだけ属す分かりやすい腕時計がある反面、いくつかのジャンルにまたがる“どっちつかず系”な腕時計も多々存在する。

プチゴージャス系のパッケージに入ってるDIGITONA

プチゴージャス系のパッケージに入ってるDIGITONA

 今回、筆者が久しぶりに立ち寄った六本木ヒルズのデザイン雑貨店「AGITO」で衝動買いしたカラフルな「DIGITONA」(デジトナ)腕時計は、いくつかのジャンルにまたがる、たったの36gのシリコンラバー製超軽量腕時計だ。


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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