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Apple Geeks ― 第136回

2014年はMacにとっての「4K元年」となるか?

2014年01月16日 11時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

Macの4K対応は「Thunderbolt 2」で進む

 日本時間の7日から、ITと家電製品の総合展示会「2014 International CES」が米ラスベガスで開催された。ASCII.jpでも精力的に現地からの情報を伝えており、テレビやオーディオ機器の新製品について見聞している読者も多いことだろう(関連記事)。本稿は初日時点の情報で執筆を開始しているため、ひょっとすると記事掲載時には想定外の大物がメディアを賑わす可能性もあるが、黒物家電に関していえば既定路線どおり「4K」と「ハイレゾ」と「ワイヤレス」で大部分を語れる状況だ。

 その3要素のうち今年特にAppleの対応が注目されるのは、当コラムでも何度か取りあげている話題だが、やはり「4K」ではなかろうか。1インチあたりの画素数でいえば、すでにRetinaディスプレイでフルHDを上回る水準を達成しており、あとは4Kの基準を満たすパネルの安定供給ルートが確立されるのを待つばかりともいえる。

 実際、2013年秋発売のMacBook Pro Retinaディスプレイモデル(Late 2013)は、公式に4K出力対応をうたっており、年末に発売されたMac Pro(Late 2013)がそれに続いた(「Mac コンピュータで 4K Ultra HD TV を使う」)。対応する解像度は3840x2160@30Hzと4096x2160@24Hz、いずれも最新規格のHDMI 2.0が定めるフルスペックの映像(4K@50/60Hz、2160p)に満たないが、少なくともMacは4Kへ移行するフェーズに突入したと見ていいだろう。

Haswell搭載、Thunderbolt 2にも対応した“4Kレディ”の「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」
最大で2台の4Kディスプレイに出力可能、Thunderbolt 2端子を6基備えた「Mac Pro」

 その下支えとなる規格が、最大20Gbpsの転送速度を実現する「Thunderbolt 2」だ。近ごろのMacにはMini DisplayPortコネクタとピン互換のThunderboltが継続採用されているが、データ転送を兼ねるため現行Thunderboltの帯域幅(10Gbps)では足らず、HDMI 2.0で4K/60p対応をうたうにはThunderbolt 2を待たねばならなかった。

 もうひとつ、CPU/GPUの事情もある。MacBook Pro Retinaディスプレイモデル(Late 2013)にはCoreプロセッサ第4世代「Haswell」が搭載されているが、その統合GPU「Intel Iris Pro」のパワーがあれば4K/Displayport 1.2aをサポートできる。この流れは、液晶一体型のiMacMacBook Airはともかく、Mac miniに続く可能性はありそうだ。

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