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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第68回

「isai」「DIGNO M」「Nexus 5」5型冬スマホのスタミナは?

2014年01月13日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 5型前後の注目の冬スマホ「isai」「DIGNO M」「Nexus 5」を取り上げてきたスマホ定点観測。最後となる今回はスタミナチェックを中心に、ここまで紹介できなかった細かな機能をまとめて取り上げる。電池持ちがそれほどアピールされていない3台だが、果たして結果は?

isai

DIGNO M

Nexus 5

これまでのおさらい
ここまではisaiがリード

 今回も比較するのはauから2機種「isai LGL22」「DIGNO M KYL22」、そしてイー・モバイルの「Nexus 5 EM01L」だ。最初の料金比較(関連記事)ではNexus 5が大きくリードして1勝、スピードチェック(関連記事)ではisaiが常に1位、前回のカメラチェック(関連記事)でもisaiが好成績だった。またDIGNO Mも勝ち切れないものの、成績は悪くなく、差の無いところに位置している。

 まずは主なスペックをおさらいしておよう。

  au
「isai
LGL22」
au
「DIGNO M
KYL22」
イー・モバイル
「Nexus 5
EM01L」
メーカー LG 京セラ LG/Google
本体サイズ 約72×144×9.1mm 約69×138×9.9mm 約69×138×8.6mm
重量 約152g 約134g 約130g
画面サイズ 5.2型 5型 5型
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
OS Android 4.2.2 Android 4.2.2 Android 4.4.2
CPU クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 2.2GHz クアッドコア 2.26GHz
ROM/RAM 32GB/2GB 32GB/2GB 16GB/2GB
メモリーカード microSDXC(64GB) microSDXC(64GB) ×
下り最大通信速度 150Mbps
(4G LTE)
150Mbps
(4G LTE)
75Mbps
(4G-S LTE)※1
LTE対応周波数 2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
2.1GHz/1.5GHz
/800MHz
2.1GHz/1.7GHz
/900MHz※2
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大8台) ○(最大10台) ○(最大5台)
カメラ画素数 1320万画素CMOS
(裏面照射型)
1300万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 240万画素CMOS
(裏面照射型)
120万画素CMOS
(裏面照射型)
130万画素CMOS
防水/防塵 ○/× ○/○ ×/×
ワンセグ連続視聴 6時間30分 6時間 ×
フルセグ連続視聴 × × ×
FeliCa ×
赤外線通信 ×
NFC
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
MHL(HDMI) △(SlimPort) ○(MHL) △(SlimPort)
Miracast
SIM形状 nanoSIM nanoSIM microSIM
バッテリー容量 2500mAh 2600mAh 2300mAh
Qi × ×
カラバリ アクア、ブルー、ホワイト、ブラック ホワイト、ブルー、ピンク ブラック、ホワイト

 電池容量を見ると、DIGNO Mが2600mAhと大きい。ただ3機種とも容量が近く、電池消費に影響する画面サイズも同じくらい。これは接戦になりそうな予感がする。実際に検証してみよう。

YouTubeの連続再生では
isaiがわずかにリード

 まずはYouTubeの2時間連続再生。LTEのエリア内で行ない、auの2機種はLTEのアンテナが4本中2~4本の表示とやや不安定。Nexus 5はソフトバンクのLTEが4本中2本立っていた。画面の明るさは自動、音量を中くらい、GPSは有効にしているが、BluetoothとWi-Fiはオフだ。満充電時でテストしており、アプリの「Battery Mix」を使って、電池消費の経過を見ている。

 その結果が以下の通り。

  isai DIGNO M Nexus 5
2時間視聴後の
バッテリー残量
75% 73% 70%

 これはisaiが残量75%とトップ。DIGNO MとNexus 5も70%台を維持した。歴代機種で比較すると標準的で、30機種以上あるなかで15位前後と普通だ。

連続使用テストではDIGNO M
Nexus 5がまさかの失速……

 続いてテストしたのが複数の機能を使った場合。「カメラ静止画撮影50枚」「10分動画撮影」「電子書籍コミック1冊(300ページ)読書」「GPSを使ってナビ30分」という操作を続けて行なう。約2時間ほどで終了する。

 設定はYouTubeの再生とほとんど同じだが、電子書籍(Kindle)を読むときに、Wi-Fiを使って本をダウンロード、ナビ(標準のマップ)のときにGPSを有効にしている。

 結果は以下の通り。

  isai DIGNO M Nexus 5
カメラ撮影後 99% 95% 94%
電子書籍1冊 94% 94% 84%
マップ30分 82% 85% 62%

 これは差がついた。最終的に電池残量が一番多かったのはDIGNO M。カメラの撮影を終えた段階ではisaiに負けていたが、その後は電池の消費が抑えられている。そして、isaiがわずかな差で2位。カメラ撮影時は1%しか減らず、かなり期待できたが、最後のマップ時に12%減った。

 この2台に対し、かなりバッテリーが減少したのがNexus 5。電子書籍を読み終えたときに10%も減っているうえ、マップ使用時には22%減と消費が激しい。スタミナ面はやや不得意という結果になった。

 最後に各機種の細かな機能や設定を見ていこう。

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