2年ぶりにニューヨーク証券取引所で株取引が開始されたコダックがデジカメ製品を市場投入
QX10とは違いあり!iPhone対応レンズだけカメラ「Kodak SMART LENZ SL10」
2014年01月10日 15時52分更新
米コダックはCES2014にて、iPhoneやAndroidスマホに装着して使う円筒状のレンズ型デジカメ「SMART LENZ SL10」および「同 SL25」を発表した。
SL10は光学10倍(28~280mm相当)、SL25は光学25倍(24~600mm相当)のロングズーム機。いずれも1080HD動画も撮影可能。バッテリーや記録媒体であるmicroSDカードを内蔵、ワイヤレス接続したスマホ側に無料ダウンロードしたアプリで操作する。
本体上部に電源スイッチ、側面にはズームレバーやシャッターボタンがあるなど、基本デザインがソニーQXシリーズと同じであることから一部OEMされているとも思われるが、QX10にはないレンズ周囲の操作リングを持つなど同一の製品ではない。
詳細スペックは現在のところ不明、発売は2014年春頃。価格はSL10が199ドル、SL25が299ドル。
また、同時にコンパクトカメラ「KODAK PIXPRO 」シリーズとして数機種が市場に投入されることも発表した。このなかには光学65倍のロングズーム機「AstroZoom AZ65」や、かねてより噂されていたミラーレス一眼「S-1」(マイクロフォーサーズシステム採用)などが含まれる。
なお、1月8日(米時間)にはニューヨーク証券取引所にて同社株の取引が開始され、同社経営陣が取引所伝統の鐘を鳴らした。経営破綻により2012年1月に上場廃止し、経営立て直しにより昨年11月に再上場登録。まる2年ぶりの取り引きとなる。