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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第337回

ソニー RX10を手にお正月の鞆の浦で猫撮影【その1】

2014年01月10日 14時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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瀬戸内海の島々が眺望できる高台の上には
たくさんの猫たちが

 最初に書いたように、鞆の浦は海と山に挟まれた狭い土地で、高台からの眺望がとてもよい。瀬戸内海ならではのたくさんの島々がよく見える。

 次はそんな高台から撮った海と猫写真だ。

 まずは古いベランダでたたずんでた猫。斜面に建っている家をさらに上から撮ってるので、2階のベランダも目の高さで撮れるのだ。

 高台から猫と神社と海。正月の静かな海と街に猫が似合う。これはたまらん。

青いベランダの猫ごしに海と神社。遠くに瀬戸内の島々がうっらとみえる。猫がすごく似合う場所だ(2014年 SONY DSC-RX10)

 次は別の高台で。起伏が多いので、のぼったりくだったりがほどよい運動になって気持ちいい。

 階段を上りきったあたりに猫がいたので撮ろうと思ったら、背景に漁船が停泊してる港が見える。

 これはいい、ということで、EVFを覗いたまま姿勢を上下させ、いいアングルを探し、猫がこちらを向く瞬間をじっと待って撮影。F2.8という明るさのおかげで、港がほどよくぼけているのがいい。

 RX10は冒頭ででかくて重いと書いたけど、いざ真剣に撮る時は構えて撮る時はこのくらいの方がしっかりグリップできて安定するからよいのだ。まあ中腰でこういう写真を撮ってると腰にくるので楽をしたいところではあるんだが。

猫に背景の木や電線がかぶらないようにとか港がそれなりに見えるようにと少しは考えて撮っております(2014年 SONY DSC-RX10)

 実はここ、上からの景色でも楽しもうかとたまたまあがった場所なのだが、登りきってびっくり。なんと猫たちがたまっていたのだ。近所の人たちが世話をしてるのだろう。

 あまりにびっくりしたので、港が背景になるよう、広角で少し立ったまま見下ろして1枚。

港を望む高台に猫の集団が。みんな思い重いにくつろいでおりました。同じF2.8でも広角で撮ると背景があまりぼけない。その辺の使い分けも大事(2014年 SONY DSC-RX10)

 鞆の浦はフォトジェニックな観光地なので、正月そうそう、そこかしこでカメラをぶら下げた人たちとすれ違う(まあわたしもそうなんだが)。

 斜面を降りていくと、首から一眼レフを提げたふたり組に遭遇。猫を見つけては撮っていたので、この坂の上に猫がたくさんいるよと教えたら喜んで上っていったのであった。

 こんな案配なので、今回はたくさんの猫と戯れて写真を撮れた。次回もたぶん鞆の浦猫で。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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