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地球到達は9日~10日、GPSや衛星通信に障害の可能性も

太陽に大規模フレアが発生、国内でもオーロラが観測できるかも?

2014年01月08日 18時54分更新

文● 行正和義

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Nasaが公開した太陽フレア(NASA/SDO)

 2014年1月8日3時(日本時間)、太陽で大規模フレアが発生した。荷電粒子の地球到達は9日明け方から夕方頃になる予定で、若干の通信障害などが予想される。

SDO(Solar Dynamics Observatory)が撮影したフレアのアップ

 NASAの発表によると、 1月7日5時13分に太陽で大規模なフレアが発生。ここ数ヶ月肉眼で確認できるほどの黒点が生じているなど動きが活発な場所で起きた。フレア規模はX1.2とされ、フレア等級としてはもっとも規模の大きなXクラス(年に数回は発生する)。

NOAA/SWPCによる荷電粒子の到達シミュレーション

 宇宙の天気の予想するNOAA/SWPCによると、吹き出した太陽風(荷電粒子)は日本時間で9日から10地球を通過するとみられる。Xクラスの太陽フレアは昨年では11月に発生し、大きな被害はもたらさなかったが、今回は荷電粒子の比較的濃密な部分が到達すると予想され、衛星通信の障害の可能性や高緯度地方でオーロラといった現象が見られる可能性があるという。

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