セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者は1月6日、年頭あいさつで消費増税により予想される価格競争に巻き込まれることなく、商品、販売、接客で「新しさ」「上質」を追求し、「新しいことに挑戦する」と表明した。
鈴木会長は「今のお客は、思いもよらない新しさや上質を実現した商品・サービスにのみ、魅力を感じ消費意欲を持ってくださる。セブン&アイ・ホールディングス各社の業績をみても、総じて、積極的に新しいことに挑戦した会社や部門は好成績を上げ、過去の仕事の仕方から脱却し切れないところは厳しい業績に陥っている」とし、「グループを挙げて、新しい商品を積極的に導入するとともに上質な接客を進めることが、消費増税後の厳しい環境を乗り切る唯一の手段」と唱えた。
また、「今年はオムニチャネルの取り組みを、いっそう本格化する」として、「リアルとネットを融合したオムニチャネルを通じて、24時間いつでも、どこでもお客の要望に応えることが、さらなる成長につながる」と述べた。