昨年は12月2日に通販大手のニッセン(ニッセンホールディングス)と資本業務提携を結んだほか、バーニーズジャパンや天満屋ストア、Francfrancブランドを展開するバルスへの出資など、ネットと実店舗の相乗効果を目指す「オムニチャネル戦略」を推進してきたセブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)。今年も積極的な姿勢を崩さないようだ。
セブン&アイは1月10日から、セブン-イレブンやイトーヨーカドー、そごう・西武をはじめ全国1万7000に及ぶグループ各店舗で無料雑誌「セブンネット生活冬号」を発行する。同誌ではグループ各社のおススメ商品を紹介するほか、同グループのECサイト「セブンネットショッピング」との連携機能を備えている。
この機能ではNECの画像認識サービス「GAZIRU(ガジル)」を導入。「セブンネット生活」に掲載されている商品写真にスマホをかざすと、「セブンネットショッピング」にある商品販売ページを瞬時に表示できる。専用の「セブンネット」アプリをインストールすれば利用可能だ。
実店舗をはじめECサイトやSNSなど、さまざまな接点を駆使して顧客を獲得しようというのが「オムニチャネル」。今回、ECサイトとのスムーズな連携を可能とした雑誌を発行することで、同社の「オムニチャネル戦略」がさらに拡大・加速していくと予想される。
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