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アップルストア銀座はもう打ち止め!

行列800人超、アップル福袋「Lucky Bag」2014前日レポート

2014年01月01日 20時30分更新

文● 倉田吉昭

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Lucky Bagの販売個数は2013年以上?

 旗艦店の東京・銀座のApple Store,Ginzaは、前述のような800人超えという状況だが、一方他の直営店はどうだろうか。ネット上の情報から独自に調べた情報を総合すると、以下表のような状況のようだ(2014年1月1日18時時点)。

全国7店舗のLucky Bag行列人数(独自調査、2014年1月1日18時時点)
店舗 行列人数
Apple Store,Sapporo(札幌) 50人前後
Apple Store,Sendai Ichibancho(仙台一番町) 約115人
Apple Store,Shibuya(渋谷) 500人以上
Apple Store,Nagoya Sakae(名古屋栄) 400人以上(打ち止め、1月1日14時時点で到達)
Apple Store,Shinsaibashi(心斎橋) 500人以上(打ち止め)
Apple Store,Fukuoka Tenjin(福岡天神) 約150人(打ち止め)

 各店とも、2013年と同等かやや多めに準備しているようだが、いずれも「瞬殺」だ。渋谷店と仙台店は筆者が確認した時点ではまだ打ち止め札は出ていないものの、2013年の実績を考えると、すでに厳しいだろう。今から間に合いそうなのは、暴風雪に見舞われている札幌店のみ。どうしてもLucky Bagが欲しい人は、急いで札幌行きの飛行機に飛び乗っていくしかないだろう。

 予定販売数に到達し、いよいよ注目はLucky Bagの内容に移る。2014年1月2日朝8時の発売開始後、速やかに内容レポートをお届けする予定だ。

行列に並ぶ方とアップルに物申す!

 さて、例年加熱ぶりが著しいLucky Bagだが、残念ながら転売目的で購入しようとする人が多いのも事実。購入時の規約で転売は禁止されているのだが、実際にはどこ吹く風で、オークションサイトでは1月2日の午後になると、Lucky Bagの構成アイテムが多数飛び交うことになる。オークションに出すことを悪いとまでは言わないが、本当に欲しい人に行き渡らないのはやはり悲しい。

 そしてもっと残念なことに、2014年は幼児を乗せたベビーカーごと行列に並んでいる家族を見かけた。行列に入ってしまえば赤ちゃんでも一人は一人だろうが、いくら今年は暖かめだといっても、冬の深夜に乳幼児を外に出したまま夜を明かすというのは、さすがにいかがなものか。

 このようなことでLucky Bagの行列そのものが中止させられる可能性は十分にある。もちろん、ASCII.jpの読者諸兄にそのような方はいらっしゃらないと信じるが、並ぶ側も常識と責任を持って望んでもらいたいと願っている。また夜間、行列の中に乳幼児がいる場合は、アップル側からも列から離れるようその保護者に明言してほしい。それが、世界に冠たる企業としての、社会に対する責任ではないだろうか。

※以下、記事掲載後に追記しました(1月2日午前6時30分、編集部)

 本記事掲載後、行列にお子さんと並んでいたという方から、子供とは遊んでいただけで、早いうちに帰らせているのに、転売目的のように書かれるのは心外であるとのご意見をいただいた。

 今回、原稿執筆時点で複数の子供連れの方を確認していたため、それぞれの事情は斟酌せず記事を書いたのだが、不快に思われたのであれば遺憾であり、お詫びしたい。なお、1月2日午前4時現在、お子さん連れの方は並んでいないことを確認している。

 Lucky Bagの行列では、過去の実例としてお子さん同伴で、明らかに転売目的で並んだ方がいた。また、後から列に入った・入らないで小さなトラブルが起きたこともある。転売目的でなくとも、東京都の「青少年の健全な育成に関する条例」第十五条の四で、未成年者は深夜(23時から4時まで)の外出が制限されている。

 そもそもLucky Bagの行列自体、厳密に言えば警察のお目こぼしをいただいているようなものであり、何らかのトラブルが起きれば解散させられても文句が言えない性質のものだ。少しでもトラブルの目を摘み、ファンが楽しみにするイベントを存続させたいという思いから、厳しい書き方になったことはご了承願いたい。

 また、Lucky Bagの購入は、早朝に配布される整理券と引き換えになるため、整理券のないお子さんが並んでいる親御さんのところへ来ても自分の分が遅れたり、なくなったりすることはない。徹夜明けの消耗した状態では冷静な判断が難しいこともあるが、もし「割り込まれた!」と思えるような事態が発生しても、上記のような理由を思い出して、カッとなってトラブルにならないよう自重していただきたい。

2014年の福袋情報は『Apple Store「Lucky Bag」まと め』へ

 毎年1月2日は、アップルの福袋「Lucky Bag」発売日。入っている商品や行列の長さなどを紹介する7年分「Lucky Bag」関連記事、2014年版の最新情報をまとめました。


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