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全ギ研出張版、『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員ガールズバトル~』編

富士見書房・メディアファクトリーがタッグを組んだTCGがアプリに!

2013年12月24日 11時00分更新

文● ミナミダ/全日本ギャルゲーム研究所 所長

『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員ガールズバトル~』のプレイは以下のURLから
http://ange.sega-net.com/

世の中のゲームタイトルは2種類に分類される

 「クリスマスなんて都市伝説だろ?」そう考えていた時期が私にもありました。はじめまして、全ギ研(全日本ギャルゲー研究所)のミナミダです。私はアスキーの編集部にて、業務にまったく関係が無いギャルゲーの研究に邁進してきた実績があり、編集長から「おまえそろそろクビな」という暖かい言葉を頂く毎日を過ごしております。

 社会ってホントにすばらしい。

 さて、クリスマスといえば、リア充のみなさまは彼女や彼氏とウキウキのデートプランなどを遂行されているかと思いますが、我々ギャルゲー研究者にとって現実の三次元は単なる3D酔いの対象ですので、ゲームに1日を捧げるのが正しい姿勢と言えます。

今回の研究テーマはスマホ×美少女。

 そして、世の中のゲームは大きく2つに分類されます。美少女が出るか出ないかということです。ヒゲ顔のおっさんが銃をドンパチするゲームが世間では人気を集めておりますが、ヒゲ面のおっさんと美少女がニッコリするゲーム、どちらがユーザーに優しいゲームかは言うまでもありませんね!

美少女が出るか出ないか、どちらを選ぶかは言うまでもないでしょう

 ということで、ここ20年ほどゲーム=ギャルゲーと心に誓ってプレーしてきた私でありますが、時代は移り変わり、ゲームのプラットフォームはアーケードからPCやコンソール、そして携帯ゲーム機からスマホやタブレットへと移行してきました。

 ということは、画面の中の美女を直接タッチできる時代にようやく到達したということです。技術の進歩というのは本当にすばらしいものですね。そんなワケでスマホでゲームが楽しめる! と期待した私ですが、スマホのゲームに不満があったのも事実です。

 その不満とは、スマホのゲームはブロックや玉が空から落ちてきたり、チョンマゲでヒゲ顔の武将が乱世を生き抜いてみたり、勇者が世界を救ってみたりダンジョンに挑戦してみたりという内容のモノが多いことでした。

 私はごくフツーの一般市民ですので、空から落ちてくるブロックに特別な思い入れがあるわけでもなく、戦国時代に心酔しているわけでもなく、世界を救うことにもダンジョン攻略にもそれほど関心がありません。というか、興味あるヒトっているんですかね? 私はどちらかと言うと、美女とキャッキャウフフしたいのです。

『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員ガールズバトル~』とは?

 ということで、スマホゲームとは疎遠だった私に福音をもたらしたのが『アンジュ・ヴィエルジュ』。今回研究テーマに掲げたのは、この人気トレーディングカードゲームの世界観をベースにしたソーシャルアプリですが、横文字に弱いおじさんには一瞬何かの暗号に感じるタイトルです!

  『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員ガールズバトル~』は、「青」「黒」「赤」「白」という4つの異世界がある日“連結”。4つの世界の均衡を司る「水晶」にも異変が生じた世界で、エクシードと呼ばれる異能に目覚めた少女達(=プログレス)を保護・育成する青蘭学園を中心にストーリーが展開します。ユーザーは“αドライバー”となってプログレス達を導いていく内容となっております。

メイン画面

クエスト画面

※画面は開発中の為、変更になる可能性があります

合成画面

クエストのマップ選択画面

※画面は開発中の為、変更になる可能性があります

 一見すると怪文書ともありがたいお経とも感じますが、くじけず読んで下さいね! まあ、わかりやすく言うと、世界がマズげなので救世の美女を成長させてなんとかすべし! という感じです。

 ゲームに登場するキャラクターはすべてボイス付き! さらにキャラクターを進化させたり親密度を上げるとボイスが追加されます。キャラをタッチするとしゃべってくれるので、人恋しいときはスリスリすると心安らぎます。しかし、トイレの個室などで音声オンでプレイしていると善意の第三者に通報される可能性もあるので要注意です。

 ゲームのメイン画面は画像のようにスッキリとした構成で、“クエスト”をこなしてくことでレベルアップしていくのがキホン。クエストはステージ制で、ルーレットによる抽選と敵キャラとの対戦がメインです。毎日ログインするとボーナスがあるので、ヒロインとの毎日の面談は欠かせませんね! 迷ったらタマちゃん先生の言うとおり動けば問題ありません。

キャラ萌えで攻めるもよし、声優さんのボイスを満喫するのもよし

 ついつい自室で孤独に引きこもりがちなゲーマーのみなさんにとってうれしいのが、最大20人のユーザーで構成される“サークル”に所属して対戦する“エクシーズバトル”。1日に3回実施され、ユーザーは10枚のデッキから前面に出す5枚を選んで戦闘開始。スキルポイントがたまるとスキルが発動し、ユーザーとキャラのシンクロ率が高いほど優先してスキルポイントが振り分けられます。

※画面は開発中の為、変更になる可能性があります

 好みのキャラはレベルアップに加えて、同じキャラを重ねることで“覚醒”。レベルアップ時にはもちろんしゃべってくれるのもナイス! プレゼントを渡しての親密度アップとクエストでのシンクロ率アップも欠かさず行いましょう。

 そして、みなさんお待ちかねのヒロインですが、「青」「黒」「赤」「白」の異世界ごとにバッチリ配置されております。キャラクターボイスは早見沙織さんや花澤香菜さんなど人気声優さんが担当。幼なじみ系からゴスロリ、メガネっ娘、メカ系から戦女神系までなんでもござれ。私はツインテール&アホ毛が正義と考えておりますので、「青の世界」の東条遙ちゃんを選んでプレーしております! いや……アウロラさんも捨てがたいし、「黒の世界」のフランボワーズちゃんも悪くない……。でも同じ「青の世界」にいる日向美海もいいなぁ……ツインテールだしなんかすごく強くなりそうだし……。

 と、育てるキャラに悩むのも楽しいものです! ゲーム中でポイントを貯めればガチャを引いて強力なプログレスを入手可能。ドキドキしながら一発でHRのコードΩ46セニアちゃんを引いてホクホクな私ですが、もしかして……日頃の行いが良いおかげですね。そして、クエストで体力が尽きちゃったりしたら、ショップでガツンと補充してしまいましょう。コスト? そういう難しい話は買ってから考えればよいのです!

研究分野別! 作品の魅力はココだ!

カイツカ研究員(視覚部門)の見解
 富士見書房・メディアファクトリーがタッグを組んだトレーディングカードゲーム『アンジュ・ヴィエルジュ』が世界観のベース。abec、狗神煌、カントク、深崎暮人など、人気ライトノベル作品にも参加する、超絶豪華なイラストレーター陣の参加も確認。その魅力を煎じ詰めれば、やはりキャラ萌えでしょう。

千駄木研究員(音声部門)の見解
 キャッキャウフフを最大限に満喫するためには、やはり声の要素は外せないはずです。研究により52キャラクター100種類の初期登場キャラクターがすべてしゃべることが判明。高音質なスマホ+高級ヘッドフォンで聴く、キャラクターボイスは演じ手のブレスも感じるほど。必殺技で倒されたい。

キタムラ研究員(ふれあい部門)の見解
 魅力は最大20人VS20人の多人数対戦だが、ソロでちまちまプレーするのも楽しい。バトルメンバーを選んでオートバトルが進むシステムで取っ付きやすいし、TCGキャラとの絡むクエストの合間のストーリーもふんだん。TCGの世界がアプリでより濃密化するし、ボッチ気質主体の研究員でも寂しくないぞ。

全ギ研的『アンジュ・ヴィエルジュ ~第2風紀委員ガールズバトル~』の楽しみ方

嫁の成長を自慢しあうもよし!

 ヒロインは「青」「黒」「赤」「白」の異世界ごとにバッチリと配置し、ボイスも人気声優さんが担当。タイプも幼なじみ系からゴスロリ、メガネっ娘、メカ系などなんでもござれ。

キャラクターボイスに聞きほれるもよし!

 全キャラクターがボイスつきであるのはもちろんだが、その声を堪能するなら、最高のヘッドフォンと組み合わせたい。ただし表情が怖くなりがちなので、自室でこっそりやるのが吉。

クリスマスを一緒に祝うもよし!

 プレゼントを渡すことで親密度がアップ。クリスマス、誕生日など、研究員も記念日を一緒に祝ってみたぞ! ※ちなみにリアルでプレゼントしても反映されません。

研究を終えて……

 常に携帯できるスマホは、キャラ要素の強いゲームのプラットフォームとしても非常に有力である。そして『アンジュ・ヴィエルジュ 〜第2風紀委員ガールズバトル〜』は、その決して大きくはない画面の先に無限の世界が広がる可能性を示した。物語の長さはライトノベル1冊分にも匹敵するという。視覚・聴覚・そして触覚。研究員ごとに担当する分野は異なるが、スマホの技術は研究対象をより先鋭的に進化させていた。

 スマホを肌身離さず持ち運ぶという性質は、常に寄り添う究極の嫁の姿を実現し、人肌でほのかな温度を帯びた本体も安らぎと安心感を与える。先進的なユーザーであれば液晶に表示されたヒロインをすでに舐めているはずだが、クリスマスの甘いケーキを味わった舌でそれを実践すれば、甘美で極上の味覚も加味できるだろう。

最後にお知らせ!

 そうそう、この記事冒頭で全否定したクリスマスですが、なんと12月最後の週末にはなにやらイベントも開催されるとのこと。これならさみしくありません! 詳しくは公式サイトをチェックしてみてくださいね。それでは、ゲームの舞台『青蘭学園』でプレー中のおっさん「ゴウ」とお会いしましょう。

『ぷよぷよ!!クエスト』、『チェインクロニクル』等人気タイトル勢揃い!
「セガネットワークス ファン感謝祭2013」開催!!!

  • 日時:2013年12月28日(土)10:00~18:00
    ※物販のみ9:00~17:00
  • 会場:AKIBA SQUARE/東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 2F
  • イベント特設サイト:http://www.sgnfan2013.com/

全ギ研(全日本ギャルゲーム研究所)とは?

 ギャルゲーの定量評価および体系的研究を目的とする専門機関。テクノロジーの進化は季節を問わずに歩みを進めるが、気圧の谷のように人によって感情の浮き沈みが生じる12月のこの時期でも、我々が研究に邁進することに変わりはない。寸暇を惜しんで二次元にいそしむのだ。

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