動体検知や人体感知で
さまざまな警告動作ができる
前述の作業が終了すれば、カメラリストに登録したカメラの名称が表示される。自分のカメラだけを登録している人は筆者のように1台のカメラだけが見えるが、この同じ画面で複数台のカメラ一発を管理し、任意のカメラの画像を選んで見ることが可能だ。
クライアントデバイスにiPadやWindows PCを使用すれば、同時に複数のカメラ(PCなら最大36台のカメラ画像)を管理操作、モニターすることもできる。
今回のカメラには「T教授の居間」という名称をつけた。早速、カメラリストに表示されている「T教授の居間」を指先でタップすると、先程設置したW70HDのカメラからの画像がスマホ画面に表示される。
部屋の温度は摂氏19度でリビングのソファで休憩しているウチのワンコである「Bobby」の姿が見えている。
クライアントデバイス(スマホの場合)の上半分には現在W70HDがモニターしている画像が表示され、下半分には丸いアイコンのスマホ操作ボタンが4つと、その下に小さな文字で現在モニターしているW70HD設置先の環境条件が表示される。
操作ボタンは左から、動画録画オン/オフ、静止画撮影シャッター、W70HD内蔵のスピーカーでアラート(パトカー警告音)を鳴らす、マイクスイッチ(オンにするとスマホ側からの声をW70HD側で発声する)が並ぶ。
またW70HDは、本体に搭載している動体検知や人体感知、音声検知、設定温度範囲と実際の温度などのセンサー差異を判断して、さまざまなアラートを発することが可能だ。
さらにW70HD本体にはmicroSDHCカードスロットがあり、32GBのメディアで最大96時間の連続動画撮影が可能となっている。
microSDによる動画録画においても、時刻指定による録画や人体感知や動体検知によるイベントドリブンの録画方式を設定できる。またmicroSDカードの容量不足の時を想定して、循環録画(上書き)モードや録画停止などの選択も可能だ。
遠隔地からW70HDを管理運用しているユーザーのために、W70HDを設置した周囲で動体感知や人体検知などの結果として何らかの環境変化があった時にのみ、その状態を撮影して、その結果を即座にユーザー宛にメールで知らせてくれる便利な機能もある。
筆者宅には、24時間365日、自宅内を常に移動監視している私設ガードワンコがいるが、W70HD搭載の動体感知機能とその詳細な設定項目、Eメールアラーム機能のおかげで、飼い主の私はどこにいても、彼の行動を24時間365日、W70HDで簡単にリアルタイムに掌握することができている。
個人や企業内のPCユーザーなら、スマホやタブレットと同時にWindows PCでW70HDを管理運用するものなかなか有効な手段だろう。
Windowsアプリならガードマンの定期巡回のように、時間、見る場所を実際に予行演習してみてそのストーリーの流れを簡単なプロシジャー登録し、以降はパトロールボタン一発で同様の巡回行動を取らせることもできる。
Windowsアプリを使うと最大36箇所のW70HDやCS-W06Nをミックスして同時にモニターしながら管理運用できる。
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